2020年07月26日

チプリアン・ポルムベスク(Ciprian Porumbescu)ルーマニア国民楽派

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10153049650.html
2008年10月18日

《転載開始》

Ciprian_Porumbescu.jpg
Ciprian Porumbescu - Wikipedia English
 
ルーマニアのクラシック作曲家といえば、
イヴァノヴィチ(Iosif Ivanovici,1845-1902)
ジョルジェ・エネスク(George Enescu, 1881-1955)
グリゴラシュ・ディニク(Grigoraş Dinicu, 1889-1949)
位しか余り知られていない。
が、実は、もっと広く深い世界が広がっているのです!!
その中の一人であるチプリアン・ポルムベスクを紹介しましょう。
 
チプリアン(チプリャン)・ポルムベスク(ポルンベスク)
Ciprian Porumbescu(1853-1883)
シポテレ・スチェヴェイ(ブコヴィナ)
Şipotele Sucevei(Bucovina)生
ストゥプカ(Stupca)
スチャヴァ県(Judeţul Suceava)歿
エネスク登場以前の、
特に才能の豊かだったルーマニアの作曲家。
幼少の頃より楽才を現す。
ウィーンに留学し、
ブルックナーとフランツ・クレン(Franz Krenn)に学ぶ。
しかし、ルーマニア独立運動に参加して投獄され、
29歳の若さで病により夭折。
 
もし彼が長生きしていたら、
ルーマニアの音楽界はどうなっていたのだろう?
と思うと、非常に残念です。
 
ポルムベスクの生家の紹介をしているサイトを発見!!
 
 
 

バラード(ヴァイオリンと管弦楽)(1880)
Balada pentru vioară şi orchestră op. 29
この曲は、事実上、ポルムベスクの代表作とされ、
知名度も比較的高い。
ネット上でも、日本語による紹介の数が割りと多い。
「望郷のバラード」という名でよく知られている。
 
主にオムニバスであるが、CD数も、
マイナーの割りには多いと思う。
ヴァイオリンとピアノの為の版もある。
 
やはり何と言っても、題名どおり、
嘆き悲しんでいるような感情的に引き込まれそうになる、
切なくなる様なメロディが魅力。
情に流され易い日本人好みだからか、
日本でも一部で話題のようだ。
 
 
 
ルーマニア狂詩曲(管弦楽)(1882)
Rapsodia română pentru orchestră
ルーマニア狂詩曲といえば、
エネスクの2篇が良く知られているが、
こちらももっと注目されていいと思う。
個人的には、「望郷のバラード」よりも好き。
 
劇的な表現や穏やかな表現、
切なくなるような哀愁の表現と、
起伏の激しさ表情の豊かさが、とてもいい!!
だからこそ、夭折したのが非常に勿体無い!!
最後は華やかに締めくくる。
ピアノ版もある。
 
 
 
喜歌劇「新しい月」(1882)
Opereta "Crai nou"
彼以前にも、
エドゥアルド・カウデラ(Eduard Caudella, 1841-1924)
アレクサンドル・フレヒテンマッハー
(Alexandru Flechtenmacher, 1823-1898)等の
ルーマニア作曲家がオペラを書いているが、
「新しい月」はルーマニアの本格的な最初のオペラだと、
ネット上のどこかに書いてあった。
 
カウデラやフレヒテンマッハーのオペラを
聴かない事には何とも言えないが、
少なくとも「新しい月」は、
「大衆歌っぽい曲」「ワルツっぽい曲」「エレジーっぽい曲」など、
魅力ある旋律に満ちた、とても聴き応えある曲だと言いたい。
 
「Duetul Bujor - Corbu - Cor」
などは特に特徴的なメロディで、印象深い。
全曲ではなく一部抜粋だが、取り敢えずCD化されてよかった!!
 
 
 
バラショヴのホラ(Hora Braşovului)
ドナウ川の妖精(Zâna Dunării)
Hora Detrunchiaților
年寄りの踊り(Bătrâneasca)
これまで紹介した曲は、
全て後述するポルムベスクだけを扱ったCDに収録されている。
上記の4つのピアノ曲は、そのCDに収録されている。
題名の日本語訳は、後日改めてupする予定。
民族的旋律がたまらない!!
 
Ciprian-Porumbescu EDC 162.jpg

チプリアン・ポルムベスク作品集
演奏:クルージュ=ナポカ・フィルハーモニー交響楽団
(Orchestra simfonică a Filarmonicii din Cluj-Napoca)
指揮:エミル・スィモン
(Emil Simon)
演奏:ラジオテレビ放送管弦楽団
(Orchestra Radioteleviziunii)
指揮:パウル・ポペスク
(Paul Popescu)
演奏:ルーマニア放送スタジオ管弦楽団
(Orchestra de studio a Radiodifuziunii Române)
合唱:チプリアン・ポルムベスク音楽院合唱団
(Corul Conservatorului "Ciprian Porumbescu")
指揮:カロル・リトヴィン
(Carol Litvin)
ヴァイオリン:シュテファン・ルハ
(Ştefan Ruha)
独唱:ミオアラ・コルテーズ=ダヴィド
(Mioara Cortez-David)
独唱:ニコラエ・サス
(Nicolae Sasu)
独唱:エウジェン・フヌツェアヌ
(Eugen Fânâţeanu)
独唱:マリナ・ミレア
(Maria Mirea)
独唱:ヨネル・ヴォイネアグ
(Ionel Voineag)
独唱:ニコラエ・スィムレスク
(Nicolae Simulescu)
ピアノ:ガブリエル・アミラシュ
(Gabriel Amiraş)
ピアノ:クリステア・ザル
(Cristea Zalu)
【EDC 162】1995
「バラード」
「ルーマニア狂詩曲」
「オペレッタ ”新しい月”」
「Hora Braşovului」
「Zâna Dunării」
「Hora Detrunchiaților」
「Bătrâneasca」
収録
※このCDは手に入りにくい大変貴重なもの
 
 
 
A Romanian prom Concert ELCD 105.jpg

ルーマニア管弦楽作品集
演奏:クルージュ=ナポカ・フィルハーモニー交響楽団
(Orchestra simfonică a Filarmonicii din Cluj-Napoca)
指揮:エミル・スィモン
(Emil Simon)
ヴァイオリン:シュテファン・ルハ
(Ştefan Ruha)

【ELCD 105】1990
「バラード」
「ルーマニア狂詩曲」
収録
※このCDも大変貴重です
 
 
 
【追伸】
ポルムベスクを皮切りに、カウデラ
ディミトレスク(Constantin Dimitrescu, 1847-1928)等の、
日本では殆ど知られていない
ルーマニア国民楽派の作曲家について
徐々に語っていきたいと思います。
 
【追記:2020/7/26】
肖像画像追加
YouTube埋め込み
CD画像(2枚)差し替え
「Cluj-Napoca」には、
「クルジュ=ナポカ」「クルージ=ナポカ」表記がありますが、
私の耳には「クルージュ=ナポカ」と聴こえます。
ミオアラ・コルテズ → ミオアラ・コルテーズ
フゥィヌィツェアヌ → フヌツェアヌ
4曲のピアノ曲の内、3曲の題名を翻訳

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする