2018年02月04日

ザカリア・パリアシュヴィリ(ზაქარია ფალიაშვილი)グルジアの作曲家

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10276903167.html
2009年6月8日

《転載開始》

ზაქარია ფალიაშვილი.jpg
ザカリア・パリアシュヴィリ
ზაქარია ფალიაშვილი, Zakharia Paliashvili
(1871-1933)
 
クタイスィ(ქუთაისი, Kutaisi)生まれ
トビリスィ(თბილისი, Tbilisi)歿
 
【Wikipediaより】
少年時代に、地元のカトリックの聖マリア教会において、
聖歌隊員として歌う傍ら、オルガン演奏を学ぶ。
音楽の手ほどきを、後に指揮者となった兄イワンから受ける。
 
1887年にトビリシに移り、
やはりカトリックの聖マリア被昇天教会の聖歌隊に加わり、
ついには同地の音楽学校に入ってフレンチホルンと作曲を学んだ。
 
1900年から1903年までモスクワ音楽院にて
セルゲイ・タネーエフに作曲を師事。
 
帰国してすぐ、民謡を蒐集し、
グルジア・フィルハーモニー協会の創立者に名を連ね、
トビリシ音楽院の院長に就任するなど、
グルジアの国民楽派の発展に大きな役割を果たした。
 
【代表作】
歌劇『アベサロムとエテリ』
(ოპერა ”აბესალომ და ეთერი”, Opera ”Absalom and Eteri”)1913
歌劇『薄暮』
(ოპერა ”დაისი”, Opera ”Daisi” 《Sunset》)1923
聖金口イオアン聖体礼儀
(Liturgy of St. John Chrysostom)
ザカリア・パリアシュヴィリ - Wikipedia, 日本語
 
この作曲家は、グルジア国民楽派の開拓者らしい。
が、余りまともにCDが出ていない。

取り敢えずは、グルジア国歌の作曲者ということで、そのCDは出ている。
グルジア国歌『自由』(თავისუფლება)
世界の国歌集 (The Complete National Anthems of the World, 2005 edition) - Amazon

また、
『聖金口イオアン聖体礼儀』(Liturgy of St. John Chrysostom)
のCDも出ている。
ზაქარია ფალიაშვილი MKM 153.jpg
指揮:リュドミーラ・アルシャフスカヤ(Людмила Аршавская, Ludmila Arshavskaya)
合唱:カントゥス声楽アンサンブル(Cantus Sacred Music Ensemble)
Olympia【MKM 153】1995, 2004

『クラシック音楽作品名辞典』(三省堂)では、上記のオペラ2曲だけだが、
一応紹介はされている。
 
奇遇にも、この記事を書いた当日にYouTubeに上げられたばかりの
『アベサロムとエテリ』の一部を紹介します。
再生回数は、私が最初でした(0回と出ていました)。
ボロディンっぽいというか、
カフカス系っぽい中央アジアっぽいかなり魅力的な曲なのに、
何故CDが出ていないんだろう・・・?
というか、それ以前に、代表作でしょ?
でも一応、録音はされているわけだ。
殆ど地元くらいしかレコードが出回っていないのだろうか?
アベサロムとムルマナの二重唱(アベサロムとエテリ)
Duet of Abesalom and Murmana from Abesalom and Eteri
ズラプ・アンジャパリゼ(ზურაბ ანჯაფარიძე, Zurab Andjaparidze)
ペトレ・アミラナシュヴィリ(პეტრე ამირანაშვილი, Petre Amiranashvili)
ボリショイ劇場管弦楽団(Bolshoi Theater Orchestra)
YouTubeの静止映像に出ているのがアンジャパリゼ

往々にして、或る国、或いは或る地域独自のクラシック音楽の開拓者が、
地元でも余り注目されていなかったりCDが余り(或いは殆ど)
出ていなかったりするというのはよくある。
アルメニアのスペンディアリャン
(Alexander Spendiaryan, Ալեքսանդր Սպենդիարյան, 1871-1928)然り。
アイスランドのスヴェインビョルンソン
(Sveinbjörn Sveinbjörnsson, 1847-1927)然り。
ベルギーのペーテル・ブノワ(Peter Benoit, 1834.8.17〜1901.3.8)然り。
沖縄の金井喜久子(1906-1986)然り・・・。
Wikipedia情報によれば、
『民謡主題によるグルジア組曲』(Georgian Suite on Folk Themes)
という、私にとってもろ『ツボ』な管弦楽曲も書いているとの事なので、
取り敢えずそれが物凄く聴きたい!!
私は、自分でこれはいい!!と思うものを、
これからもどんどん紹介していきますので!!
 
 
 
【追記】
肖像画像、CD画像とその演奏者情報追加
ナクソスの音楽サイトのグルジア国歌の頁が消滅したのでリンクを削除
(2018/1/30)

《転載終了》
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2018年01月21日

オスカル・リンドベリ(Oskar Lindberg)スウェーデンの作曲家

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10282571445.html
2009年6月17日

《転載開始》

Oskar_Lindberg.jpg
Oskar Lindberg (musiker) - Wikipedia Svenska
 
オスカル・フレドリク・リンドベリ
Oskar Fredrik Lindberg(1887-1955)
 
ダーラナ(Dalarna)のガグネフ(Gagnef)の音楽一家に生まれた。
エルンスト・エルベリ(Ernst Ellberg)と
アンドレアス・ハレーン(Andreas Hallén)に作曲を学ぶ。
エンゲルブレクト教会(Engelbrektskyrkans)のオルガニストを務めた。
 
以前もここで 紹介しましたが、
とにかくスウェーデン国民楽派の完成形と言っても過言ではない作風で、
北欧クラシックファンには大変お薦めの作曲家。
スウェーデンの民俗音楽を後期ロマン派的にバランス良く味付けし、
更に印象主義の手法も少し加える事で、
オーケストレーションに色彩感と深みが増していて見事なもの。>
 
個人的には、生まれたのが遅かったのではないかと思っていますが、
彼は生前はスウェーデンで大変愛されたそうです。
1880年代後半生まれのスウェーデンの作曲家には、
リンドベリと生年が一緒のアッテルベリ(Kurt Atterberg)や
一歳年上のグスタフ・ベングトソン(Gustaf Bengtson)等の、
『時代遅れのロマン派』(?)作曲家がいます。
 


死後、忘れ去られていたようで、CDの数も少ない。
オーケストラだけを扱ったスターリングの作品集CDが2つあり、
黄土色の古い方は手に入りにくいが、赤茶色の方は比較的新しく、手に入り易い。
今回は、前者の手に入りにくい方のCDに収録されている曲を紹介します。
 
パッケージの色を、私は『黄土色』と書きましたが、
元々は金色だったのかも知れません。
私が買った解説書画像は黄土色をしており、
掲載されているアンデシュ・ソーン(Anders Zorn)
の水彩画がぼやけているのに対し、
ネットに既に出ている解説書画像は金色で、
水彩画ははっきりと印刷されています。
私が所有しているのは、在庫が無かったのを、無理して複製したんでしょうか?
解説書が何処と無くコピーで作られてるっぽい雰囲気。
注文してから発送まで半年も掛かりましたし。
 


交響曲へ長調(1913-1916)
Symfoni i F-dur, op.16
全3楽章。
若書きのせいなのかどうなのか?全体的にバランスよくまとまっているようには、
余り感じられません。
しかしだからといって、駄作だと言っているのではありません。
民俗的要素を用いた魅力ある旋律に彩られ、
その欠点を補って余りあると思います。
逆に言えば、きちんと纏まり過ぎても物足りないと言える事もあるので、
内容の奥深さを魅力に感じます。
第1楽章(Allegro con brio)は、出だしからいきなり『祝典序曲』っぽい
華やかな雰囲気で始まる。
その後、落ち着いて尚且つ雄大さを感じるメロディへと移行する。
暫くそれが続いたあと、盛り上がって行ったり又大人しくなったりを繰り返す。
一般的にはこういった部分は退屈だったりする事が多いのだが、
魅力的な旋律がその欠点を補っているように感じた。
途中で掻き消えてしまうような終止音のあっけなさに驚くが、それも中々味がある。
第2楽章(Andante-Presto-Andante)如何にも緩徐楽章らしい、
メランコリックな北欧的旋律で始まる。
哀愁の北欧メロディ好きにはたまらないだろう。
しかし、中間部が特に聴き所で、如何にも『スポ魂アニメ』っぽい
『ど根性!!』な旋律が出てくる!!
冒険映画の一場面を彷彿とさせる!!
情感溢れまくりの北欧メロディがたまらない!!
後に、冒頭のメロディが再びあらわれる。
第3楽章(Allegro con fuoco)は、出だしからして緊張感溢れる雰囲気。
冒険映画の主人公が苦難に立ち向かっているような感じ。
「負けるもんかあ〜!!」という叫び声でも聞こえてきそう。
妖精の踊りでも彷彿とさせる可愛らしいメロディもチラッと出てくる。
が、最後は緊張感のある「さあ、この後果たしてどうなるのか!?つづく」
みたいな緊張感溢れるメロディで締めくくる。
 
『楽師ペール、彼はフィドルを奏でた』(1930)
(スウェーデン民謡による狂詩曲)
Per spelman, han spelte(Rapsodi över svenska folkmelodier)
哀愁と愉しさが微妙に混ざったような夢見る様な穏やかな序奏が暫く続いた後、
陽気な雰囲気のこの曲のメイン部分と思われる第1主題が現われる。
ちょっと、アルヴェーン(Hugo Emil Alfvén)の『夏至の徹夜祭』(Midsommarvaka)の
第一主題を思わせるような浮かれてる感じのメロディ。
セーデルマン(August Söderman)の『スウェーデン民謡と民俗舞曲』
(Svenska folkvisor och folkdanser)にもその旋律が出てくる。
その後、哀愁のワルツ風旋律が暫く続く。
最後は、第一主題が再び現われ、明るい感じで締めくくられる。
 
管弦楽組曲第2番『3つの旅の印象』(1919)
Tre färdeminnen, Orkestersvit nr.2
第1曲(高き山へ:Till bergena de stora)は、>
如何にも冒険映画で戦っている場面のBGMの様なメロディ。
第2曲(夜に落ち行く:När natten faller på)は、呪文でも唱えている様な、
不思議な雰囲気。
印象派的で、取り留めの無い様な幻想的雰囲気。
第3曲(森を通って:Genom skogen)は、
出だしからして悲劇的な雰囲気に包まれている。
主要主題も、もの悲しい民俗的舞曲といった感じ。
終わりの部分は逆に明るい雰囲気となり、
ハッピーエンドっぽく高らかに咆哮して閉めくくる。
 
Oskar Lindberg CDS-1015-2.jpg
オスカル・リンドベリ『交響曲』
演奏:エーレブルー交響楽団(Örebo Konserthus)
指揮:スティーグ・ヴェステルベリ(Stig Westerberg)
【CDS-1015-2】1994
 
【記事追加:2009/7/2】
『3つの旅の印象』の各タイトル日本語訳追加。
 
【記事追加:2009/7/22】
『楽師ペール、彼はフィドルを奏でた』に『セーデルマン』の
『スウェーデン民謡と民俗舞曲』追記。
 
【追記:2018/1/21】
肖像写真追加。
交響曲のYouTube動画埋め込み。
CD画像差し替え。
スティグ → スティーグ
エレブロ → エーレブルー

《転載終了》
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2018年01月07日

アンドレアス・ハッレーン(Andreas Hallén)を聴く(YouTubeより)

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10286286170.html
2009年6月23日

《転載開始》

Andreas Hallén.jpg
J Andreas Hallén - Riksarkivet
 
スウェーデン狂詩曲第2番(1882)
Schwedische Rhapsodie(Svensk Rapsodi)Nr.2, op 23
演奏:ヘルスィンボリ(ヘルシンボリ)交響楽団(Helsingborg Symfoniorkester)
指揮:ハンス=ペーター・フランク(Hans-Peter Frank)

動画が削除されたので、新しい動画に差し替え。削除された動画↓
http://www.youtube.com/watch?v=B7zXg5xBBcA
 
Andreas Hallén MSCD 621.jpg
収録CD【MSCD621】
 
『スウェーデン狂詩曲』と言えば、アルヴェーンのが有名ですが、
隠れたこの名曲も宜しくお願いします!!
 
冒頭などに登場する感傷的なメロディは
『ヴェルムランドの歌』(Värmlandsvisan)
が基になっているのではないか?と以前指摘しましたが、
実は、『ヴェルムランドの歌』ではなく、
『ネッケンの歌』(Näckvisan)らしい事が分かりました。
ここにお詫びして訂正します。
ネッケンというのは、川や湖に棲む水の妖精です。
音楽で人を引き寄せ、水中に引きずり込む恐ろしい魔物らしい。
(追記:更によく調べてみると、
『ネッケンのポルスカ』(Näckens Polska)
がより正確な名称だと判明)

陽気なアニメのBGMか童謡風の旋律は
『やあ、トムテのじいさん方』(Hej Tomtegubbar)です。
トムテというのは、農家の納屋や屋根裏などに住み、
家畜の世話や仕事の手伝い等をしてくれる小さな妖精で、
その家に幸福をもたらすとされています。
年に一度クリスマスイブに、
ミルク粥(Gröt)をお礼として捧げる風習があるそうです。

YouTubeが削除されてしまったので、新しい映像を貼りました。
 
北欧クラシック音楽は、如何にもRPGの世界観を描いているみたいで、
とっても好きです。
『北欧民族叙事詩』なんかは、如何にもそうではないですか?
 
【記事修正】
2013.1.12
 
【追記】
ハレーン → ハッレーン
肖像画像、CD画像追加。
動画が更に削除されてしまったため、新たに差し替え。
「ネッケンのポルスカ」についての解説追記。
「ネッケンのポルスカ」「やあ、トムテのじいさん方」
の原曲と思われる動画を埋め込み(2018/1/8)

《転載終了》
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