2017年09月24日

ペーテル・ブノワ(Peter Benoit)(2)ベルギーの作曲家

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10324797954.html
2009年8月20日

《転載開始》

実は、当記事、4ヶ月前の4月20日に書こうと思っていました。
何故かと言うと、ブノワの代表作の一つである
『盛儀のミサ』の日本初演1周年記念に当たるからです。
しかし、その日は、ポルトガルの作曲家
ジョリー・ブラガ=サントス 』(Joly Braga Santos)
の紹介記事を書いてしまいました。
 
5月20日に書こうと思ってしくじり、6月20日に書こうと思ってしくじり・・・、
と、結局8月20日になってしまいました。
 
Peter・Benoit.jpg
ペーテル・ブノワ - Wikipedia
 
ペーテル・ブノワ
Peter Benoit(1834.8.17〜1901.3.8)
ハーレルベーケ(Harelbeke)生まれ
1857年、カンタータ「アベルの殺人」Cantata, Le Meurtre d'Abel(1857)により、
ベルギーのローマ大賞(Belgian Prix de Rome)受賞。
フランス語系文化が優位であった19世紀ベルギーに於いて、
フラマン系文化の発展に尽力した。
ベルギー国民楽派の祖である。
 
オペラ、カンタータ、協奏曲、ピアノ曲、などを残す。
 
盛儀のミサ(1860)
Hoogmis, Messe solennelle
2008年4月20日に、
長岡市立劇場大ホール(新潟県長岡市)で日本初演されたのが、この曲。
hoogmis.jpg
活動歴(2006年〜2010年) ≫ 長岡市民合唱団 Nagaoka Chorus
長岡市民合唱団 第23回定期演奏会 - にいがた音楽雑記帳
その日、会田誠さんから、
青山ブックセンターのトークショーに出て欲しいと言われ、
スケベ根性で後者に出たんですが、得るものは何も無く、
後で新潟に飛んでいれば良かったと激しく後悔しました。
>いつもながら、欲をかくと上手く行かないのです。
残念ながら、初演に立ち会う事は叶いませんでした。
そんなわけで、仕方なく、CDを買って聴いてみました。
 
素直に、素晴らしい曲だと思いました。
私、基本的には、純粋器楽による管弦楽曲が好きなので、
声楽曲は、余り聴きません。
そんなわけで、他のミサ曲とどの辺りが違うとか、
優れているとかの判別は付きません。
素直に、ミサ曲が好きな方にとっては、
恐らくとても素晴らしい曲には違いないと思います。
基本、退屈に感じる曲が駄目だと思っているので、
魅力的な旋律に溢れた『盛儀のミサ』は、とても良曲なのではないか?
と、思いました。
ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』が好きだという方には、
大変薦めたい曲です。
 
特徴としては、前出の『ミサ・ソレムニス』は、
『主よ』(Kyrie)以外の全ての楽章の長さがそんなに違わないのですが、
『盛儀のミサ』の場合は、『我は信ず』(Credo)が極端に長いのに対し、
『聖なるかな』(Sanctus)が極端に短い。
 
第1楽章『主よ』(Kyrie)は、心の底から訴えかける『哀願』の様な雰囲気。
第2楽章『栄光の賛歌』(Gloria)は、題名どおりの明るい溌剌とした曲。
第3楽章『我は信ず』(Credo)は、最初は、
映画の悲劇的場面を思わせる劇的雰囲気。
一旦間が空いて、落ち着いた雰囲気の描写となるが、
その後栄光の賛歌的描写となる。
3部に分かれているのだろうか?
その『栄光の賛歌』っぽいメロディは、バロック音楽っぽいというか、
アルヴェーンの交響曲第2番第5楽章(フーガ)っぽいという感じの上に、
長ったらしいということもあって、聴いていてちょっと退屈に感じた。
敬虔なクリスチャンは、喜んで聴き入るのかも知れないが。
締め括りは、感動的に終わるけど。
第4楽章『聖なるかな』(Sanctus)は、堂々とした雰囲気に包まれている。
締め括りは、これで終わりなのだろうか?
と勘違いするほど華やかさに包まれている。
第5楽章『ほむべきかな』(Benedictus)は、
冒頭にハープが用いられるなど、夢心地の美しい旋律。
テノール独唱やオルガンが大活躍する。
締め括りは、何故か『Sanctus』と同じ旋律が使われる。
第6楽章『神の子羊』(Agnus Dei)は、
冒険映画のクライマックス辺りにでも使えそうな、悲劇的メロディ。
が、最後は感動的に幕を閉じる。
 
Peter Benoit DOM 2910 88.jpg

ペーテルブノワ『盛儀のミサ』
(Peter Benoit, Hoogmis)
演奏:BRTNフィルハーモニー管弦楽団&合唱団
(BRTN Filharmonisch Orkest en Koor)
指揮:アレクサンダー・ラハバリ
(Alexander Rahbari, علی رهبری)
テノール:ドナルド・ジョージ
(Donald George)
【DOM 2910 88】2003
 
【追記】
ハレルベケ → ハーレルベーケ
肖像画像と演奏会チラシの画像追加(2017/10/17)

《転載終了》
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2016年10月30日

漫画・アニメっぽいマイナークラシック音楽(6)ヤン・ブロックス(Jan Blockx)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10453459420.html
2010年2月8日

《転載開始》

Jan Blockx.jpg

ヤン・ブロックス(Jan Blockx)1851-1912
フランダース舞曲第5番(Vlaamse Dans nr.5)1884
指揮:アレクサンダー・ラハバリ(Alexander Rahbari)
演奏:ベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団(BRT Filharmonisch Orkest)
http://www.youtube.com/watch?v=HuVgYUG1FUc


やっとYouTubeに出たという感じです(自分で出せって?)。

昔のほのぼのアニメのBGM風と紹介していましたが、
若い世代には分からないでしょうね。
若い世代にとっての『アニソン』のイメージと、
私の世代の『アニソン』のイメージとは、
大分かけ離れていると思うんで。

北欧ともスラヴ系とも違う、独特の雰囲気。しかも、とても印象的。
昔どっかで聴いた様な雰囲気も感じられます。
これほどの曲が無名というのは、ちょっと信じられない感じです。
全5曲ですが、皆ほのぼのしています。

ドヴォルジャークの『スラヴ舞曲』
(Antonín Leopold Dvořák, Slovanské tance)
とか、グリーグの『交響舞曲』
(Edvard Hagerup Grieg, Symfoniske danser)
の様な立ち位置。
つまり、ペーテルブノワ(Peter Benoit)
によって創始されたベルギー国民楽派の
一つの典型的な管弦楽曲を作り上げたわけです。
重要な仕事をしている割には無名だという意味でも、
辛いものがあります。

この曲の収録されているCDは、皆廃盤となっております。
MARCO POLORené Gaillyからオムニバスで出ているのですが、
前者は廃盤。
後者は会社そのものが倒産しております。
NAXOS辺りなんか、こういうのを喜んで出しそうなものですけどね。
一応、NAXOSのCDの画像が映像中には出てくるんです。
でも、何故だかネット検索しても、
その問題のCDが出てこないんですよね。
しかも、マルコポーロのCDに使用されている画像と
全く同じ絵が使用されています。
画像を捏造したのでしょうか?
CDがどうしても欲しければ、
マルコポーロのベルギー管弦楽曲集CDを
Amazonのマーケットプレイスで購入するしかありません。
YouTubeに出ているのは、
そのマルコポーロ盤に収録されているものと思われます。

RG-2010.jpeg
René Gailly 2010-2

Marco Polo 8.223418.jpg
MARCO POLO 8.223418

《転載終了》
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2016年09月11日

アルテュール・フェルフーフェン(Arthur Verhoeven)を聴く

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10523073847.html
2010年5月1日

《転載開始》

Arthur Verhoeven.png
Arthur Verhoeven - Discogs

アルテュール・フェルフーフェン
Arthur Verhoeven(1889.1.13-1958.4.24)

ザントホーフェン(Zandhoven)生まれ
ドゥ・ブック(August de Boeck)と
モルテルマンス(Lodewijk Mortelmans)に学ぶ。
1911年より、スホーテン聖カトリック教会
(De Sint-Cordula kerk te Schoten)
のオルガニストを死の年まで勤める。
宗教曲、歌劇、カンタータ、管弦楽曲、ピアノ曲、室内楽曲等、
あらゆるジャンルの曲を書く。
スホーテン(Schoten)にて没す。
muziekcentrum.be | Arthur Verhoeven

超が付くくらいの無名のベルギー作曲家。
基本、ベルギーの作曲家は皆無名ですが、その中でも上級に無名です。
検索してもまともに情報が出てきませんが、
何とか調べてみると、オムニバスですが、
かろうじてCD化されているようです。

In Manus Tuas - Religious Music from Flanders DDD92050.jpg
あなたの御手に - フランダース地方の宗教音楽集(CD2枚組)
In Manus Tuas - Religious Music from Flanders(In Flanders' Fields Vol.50)
【DDD92050】
という、ベルギーのレーベルのCDです。
【ジョヴァンニ】在庫のご案内

YouTubeにピアノ曲が出ていました。
5つのピアノ小品集の中の”マズルカ”だそうですが、
とても起伏に富んだ表情豊かな曲だと思います。
沢山登場する主要主題も、ちょっと不思議なメロディというか。

上の緑色で示したプロフィールは、リンク先の情報の他、
YouTubeにあるピアノ曲の紹介文も参考にしています。
実際この通りであるかは、保証の限りではありませんが。

マズルカ(『5つのピアノ小品集』より)
Mazurka(Vijf Klavierstukken)1922-1923
演奏:フィリップ・スィアー(Phillip Sear)
http://www.youtube.com/watch?v=P_xJEfUyAXs


《転載終了》
タグ:ベルギー
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