2017年08月27日

ヘレーナ・ムンクテル(Helena Munktell)を聴く(YouTubeから)

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10335131663.html
2009年9月4日

《転載開始》

Helena Munktell.jpg
ヘレーナ・ムンクテル
Helena Munktell(1852-1919)
 
グリュックスボー(Grycksbo)生まれ
 
紹介したいマイナー作曲家、まだまだいっぱいおります。
そろそろ紹介しなくては、
と思っている作曲家の曲がYouTubeに出ていたので、
ブログに貼り付ける事にしました。
 
スウェーデンの女性作曲家。
当時、スウェーデン人女性作曲家としては珍しく、
声楽曲やピアノ曲のみならず、
管弦楽曲や歌劇などの大規模作品も手掛けた。
 
当時のスウェーデン音楽は、
主にドイツ音楽からの影響が強かったが、
ムンクテルは珍しく、フランス音楽からの影響を強く受けているようで、
フレーズなど基本はロマン派ですけど、
和声などに印象派風の色彩的な描写が見られたりする。
 
全く関係無いけど、レオナルド・ダ・ヴィンチとは、
丁度生没年がピッタリ400年ズレている。
ムンクテルは、私が見た中で一番美人なクラシック作曲家です!!
 
まあ詳細は後日ということで、取り敢えずは、
交響的絵画『砕ける波』
Bränningar, Symfonisk Bild, Op 19 (1898)
の紹介です。
モンテ・カルロに於いて、1898年に初演されました。
聴いてみれば分かりますが、管弦楽による波の描写が見事です。>
これほど、波の視覚的イメージを掻き立てる曲も、そう無いと思います。
ドビュッシーやヴォーン=ウィリアムズ、グラズノフなども、
海を題材にした管弦楽作品を書いていますが、
これらの作品に、全く引けを取らないと思います。
 
とても気になったのは、
ヴァーグナーの『彷徨えるオランダ人』序曲に似たフレーズが
冒頭にあったこと。
その他にも全体的に、
フレーズにどことなくヴァーグナーっぽい雰囲気を感じるのですが、
和声に、やや印象派っぽい色彩的雰囲気を感じます。
その意味でも、異色な作曲家と言えるのかも知れません。
 
Helena Munktell CDS-1066-2.jpg
Sterling【CDS 1066-2】
ヘレーナ・ムンクテル管弦楽作品集 - Amazon
ヘレーナ・ムンクテル管弦楽作品集 - HMV
ヘレーナ・ムンクテル管弦楽作品集 - Tower Records
 
交響的絵画『砕ける波』
”Bränningar” Symfonisk Bild, Op 19, 1898
演奏:イェヴレ交響楽団(Gävle Symfoniorkester)
指揮:トビアス・リングボリ(Tobias Ringborg)

 
 
 
【追記】
ヘレナ・ムンクテル → ヘレーナ・ムンクテル
肖像画像、CD画像追加(2017/9/14)

《転載終了》
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2016年11月20日

ペール・アウグスト・エーランデル(Per August Ölander)スウェーデンの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10444922730.html
2010年1月28日

《転載開始》

Per August Ölander_1886.jpg

ペール・アウグスト・エーランデル(オーランデル)
Per August Ölander(1824-1886)

リンシェーピング(Linköping)生まれ
ヴァイオリニスト、作曲家
ストックホルム(Stockholm)歿

【代表作】
歌劇『ブレンダ』(Opera”Blenda”)

Per August Ölander - Wikipedia, Svenska

今まで数多くの無名クラシック作曲家を紹介してまいりましたが、
概ね「何でこんないい曲が無名なの?」
と驚いてしまうものが多かったです。
しかし今回は、逆に「埋もれるのもしょうがないかな」
と思ってしまう曲です。

聴いてみれば分かりますが、『古典派』的です。

しかし、作曲されたのが、実は1868年頃であるため、
思いっきり”時代錯誤”的です。
ヴァーグナーやリストらの活躍する怒涛の新ロマン派時代に、
こういった時代遅れな曲を作るってどうよ?ですが、
時代の先を行き過ぎたせいで
ベルヴァルド(Franz Berwald)が生前殆ど不遇だった事と
何か関係があるのでしょうか?

まず、純粋に曲として優れているのかどうか?
私はロマン派や国民楽派が好みですけど、
古典派やバロックはカバーの範囲外ですので、
よくわからない所があります。

でも、聴き込んでみると、なかなかいい曲ではないかと思います。
全体的に古典派的描写が大半ですが、
その中にロマン派的雰囲気も少し感じます。
第1楽章はしっかりしていて大胆な描写もあります。
緩徐楽章(第2楽章)の美しさは格別です。
第3楽章は、中間部が北欧民謡っぽさを何となく感じます。
第4楽章も、中々聴き応えあります。
この交響曲は、強いて言えば、
19世紀初頭辺りのロマン派の香りの微かにする
古典派の交響曲って感じでしょうか?

実は、SterlingからCD化されています。
YouTubreにでているのは、恐らくそれなのでしょう。
でも、現在は廃盤です。
購入を希望の方は、Amazonのマーケットプレイスでどうぞ。
同時代のスウェーデンの作曲家、
リンドブラード(Adolf Fredrik Lindblad)
の交響曲第2番ニ長調とセットです。
【CDS 1005-2】
Symphony 2/Symphony Import Lindblad (アーティスト), Olander (アーティスト) - Amazon

Adolf Fredrik Lindblad, Per August Ölander ,CDS-1005.jpg

交響曲変ホ長調(1868?)
Symfoni i Ess-Dur
演奏:ヴェステロース交響楽団
Västerås symfoniorkester
指揮:ハリー・ダムゴー
Harry Damgaard

第1楽章
http://www.youtube.com/watch?v=iImJoaT0wyU


第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=koOj0ZrEELE


第3楽章
http://www.youtube.com/watch?v=6yYp4HBx-XE


第4楽章
http://www.youtube.com/watch?v=rjnsgkgJYso




【追記】
ネットで日本語でこの作曲家について紹介している方は何人かいますが、
皆姓の表記がバラバラです。
「オーランデル」「オランダー」等々・・・。
「オーランデル」表記が一番しっくりくるのかな?

【追記2】
肖像画像追加(2016/12/3)

《転載終了》



YouTubeの交響曲が削除されていたため、
代わりにこの曲を貼っておきます。
弦楽六重奏曲二長調(1850)
Stråksextett i D-dur
https://www.youtube.com/watch?v=KVY-xHF1tJI
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2016年10月09日

スウェーデンの演歌(The Swedish Enka Ballad)(1)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10484311538.html
2010年3月17日

《転載開始》

弊ブログの立ち上げの最初の頃にも書きましたが、
私がマイナークラシック音楽に興味を抱いた切っ掛けが、
ヒューゴ・アルヴェーンなわけですけど、
マイナークラシックの中でも取り分け北欧系が好きな理由というのが、
情感溢れまくりなところ。
しかも、哀愁が漂っているメロディなんかは、
演歌っぽくて凄くお気に入りなのです。
真面目に、「演歌の発祥はスウェーデン?」と、
本気で思った程です。

逆に陽気な雰囲気の演歌に似ているのが、
フランスのセヴェンヌ地方辺りの民謡の影響を受けていると思われる
”四七抜き”メロディのショーソンの交響曲や、
ダンディの交響曲第1番『フランスの山人の歌による交響曲』、
デュカスの交響曲等です。

そんなわけで、
メロディが哀愁の演歌に似ているクラシック曲の紹介です。
何回かに分けて紹介します。



ヒューゴ・アルヴェーン(Hugo Alfvén)1872-1960
交響詩『岩礁の伝説』(En skärgårdssägen, op.20)1905
私がこの曲に出会ったのが、確か1992〜1993年頃。
BISというレーベルの、ネーメ・ヤルヴィが指揮をしているCDによってです。
【BIS-CD-505】
陰鬱的な序奏がちょっと長めで退屈かも知れませんが、
2分半を過ぎた辺りから第一主題が登場します。それがもろ演歌してます。
6分台に緊張感のある力強いメロディが現われますが、
その時は最後まで盛り上がらず中途半端な感じで一旦収まります。
それが11分45秒辺りで再び現われると、今度は頂点まで登りつめます。
で、私が特に演歌っぽいと感じて気に入っている部分は、
終止音の手前の14分半を過ぎた辺りの、
イングリッシュホルンやクラリネット等で奏されるもの哀しげな旋律。
私はこの部分を聴くと必ず、和服を着た金髪碧眼のスウェーデン人女性が
マイクを持って涙を流しながら感極まっている場面が頭に浮かびます。
北欧のメロディは、やっぱいいですね!!

http://www.youtube.com/watch?v=yOdrqoBBfjk


http://www.youtube.com/watch?v=eY0pM0ORvCc


Hugo Alfvén BIS-CD-505.jpg

アルヴェーン・岩礁の伝説・交響曲第4番『海辺の岩礁より』
演奏:ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団
(Stockholms filharmoniska orkester)
指揮:ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi)
【BIS-CD-505】1991

《転載終了》
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