2017年10月08日

CD化を希望するマイナークラシック曲(5)ヘイノ・カスキ(Heino Kaski)

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10320813417.html
2009年8月14日

《転載開始》

Heino Kaski.jpg
Mieskuoro Sirkat - Heino Kaski
 
ヘイノ・カスキ 交響曲ロ短調作品16(1919)
Heino Kaski Sinfonia h-molli op 16
 
1885.6.21 ピエリスヤルヴィ(Pielisjärvi)現:リエクサ(Lieksa)生
1957.9.20 ヘルスィンキ(Helsinki)歿
 
 
 
ヘイノ・カスキというのは、エルッキ・メラルティン(Erkki Melartin)、
トイヴォ・クーラ(Toivo Kuula)、レーヴィ・マデトヤ(Leevi Madetoja)などといった、
シベリウスの少し後の世代のフィンランドの叙情性溢れる作曲家の一人。
数多くのピアノ曲、歌曲の他に、ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、
フルートソナタ等も残した。
繊細な心を持ち、それが作品に美しい叙情性となって表れているようだ。
貧しいが才能あるカスキを、シベリウスは度々援助したという。
彼の命日は、シベリウスと全く同じ日だった。
 
 
 
私は、1993年頃に、
『フィンランド管弦楽小品集』(SUOMALAISIA ORKESTERISÄVELLYKSIÄ)
指揮:キョスティ・ハータネン(Kyösti Haatanen)
ユヴァスキュラ市立管弦楽団(Jyväskylän kaupunginorkesteri)
【FACD 906】1989
に収録されている
管弦楽のための前奏曲変ト長調(Preludi orkesterille Ges-duuri op 7-1, 1912)
で、初めてヘイノ・カスキを知りました。
フィンランドの叙情性溢れる隠れた名曲と言えます。
カスキの管弦楽曲の数は、少ないようです。
NAXOS音楽配信サイトで聴く↓
ヘイノ・カスキ : 前奏曲 変ト長調 Op. 7 - 27014 - NML
管弦楽組曲第1番(Sarja orkesterille nro 1)
を書いたとの情報もネットに出ていますが、詳細不明。
こちらです↓
ヘイノ・カスキ (フィンランドの作曲家) - モバイル音楽辞典
 
 
 
ピアノ曲や歌曲などの小品が彼の作品の大多数を占めていますが、特に
前奏曲ロ短調『激流』(Preludi h-molli op 48-1 ”Pankakoski-Strom”)
夜の海辺にて(Yö Meren Rannalla, Nacht Am Seestrand op 34-1)
が比較的良く知られている様で、
YouTubeにもそれらの演奏が数多くupされています。
夜の海辺にて〜カスキ:作品集(CD)(舘野 泉, Mikael Helasvuo) - Amazon
カスキ ピアノ小品集(楽譜)(著・編:舘野 泉) - Amazon
 
 
 
で、本題に移ります。
Wikipediaに、何と、カスキの交響曲の情報が出ています。
でも、未だCD化されていません。
実は、2007年が没後50年という事で、
シベリウス没後50年とグリーグ没後100年とも重なっており、
英国BBCラジオがこの交響曲を記念して放送したそうです。
こちらにそれに関する詳しい情報がでています↓
ヘイノ・カスキ(Heino Kaski;1885-1957)の『交響曲ロ短調』・・・聴き逃してしまった方へ
※トラックバックしたのに何故か向こうに反映されません。まあいいか。
交響曲の初演は大成功であったにも拘らず、
繊細で傷つき易い後ろ向きの性格のためか、
次第に世間から忘れられていったという。
恐らくだが、余り自分を売り込むのが苦手な控えめタイプかも知れない。
『生涯独身』といった所からもわかる。
シベリウスと全く同じ日に亡くなったにも拘らず、
世間はカスキの死に気付かなかったという。
 
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以前にも書いたと思いますが、
私のマイナークラシック音楽に対するスタンスをおさらいしましょう。
 
「聴いてみるといい曲なのに何故無名なの?」といった気持ちは、
マイナークラシック音楽を聴いていると、よく感じます。
まあ、『運が悪かった』とか『権威主義的だから』
などといった理由があるんでしょうね。
 
駄作であるが故に埋もれてしまった曲も
勿論沢山あるにはあると思うんですが。
勿論、何を良いと感じるかも人それぞれだと思いますが、
最大公約数的基準があるんじゃないか?と思います。
 
取り敢えず、私にとっての『好きな名曲』の基準は、
『1回聴いただけで憶えやすいメロディ』『民族楽派:国民楽派』
である事が条件で、概ねその枠内で述べています。
それらの基準に合わない人には、何を言っても無駄です。
「興味があるかないか」だけですから。
 
私が無名のクラシック曲を紹介する時の「〇〇に似ている」
といった紹介の仕方は思いっきり『邪道』なんでしょうけど、
専門用語を駆使した紹介の仕方も、
閉鎖的で極限られた人にしかウケない分からない。
 
クラシック音楽が余り分からないという方にも
ウケる様にワカる様に紹介しないと意味が無いというのが私の持論。
これからも、邪道かも知れませんが、
こういったスタンスで、頑張って紹介し続けます!!
 
カリンニコフの様に、
無名からメジャーへ脱却する知られざる名曲がどんどん出てくる事を願います!!
でも、カスキの交響曲は未だ聴いていないので、何とも言えません。
 
【追記】
肖像画像追加(2017/10/25)
2012年2月3日、念願のカスキの交響曲を聴く事ができました。
ヘイノ・カスキの交響曲を聴く!!(Heino Kaski)(2)

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ フィンランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

超マイナークラシック音楽情報(5)フィンランド編

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11552317851.html
2017年7月19日

《転載開始》

音楽の記事は久々です。
今回は、大分前から書こうと思っていてストックしてあったネタです。





KarlCollan1864.jpg
カール・コッラン(Karl Collan)
1828年1月3日、イーサルミ(Iisalmi)生まれの作曲家、作家。

ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)
サクリス・トペリウス(Zachris Topelius)などの作品に曲をつける。

1847年に最初の音楽作品集である、
ピアノ伴奏つき歌曲集(Sånger vid pianoforte)が出版され、
人気を博す。

フィンランドの民俗詩に曲をつける。
フィンランド民謡を蒐集し、
1854年と1856年にフィンランド民謡集出版。

文芸誌を創刊(1863-1865年)
フィンランド民族叙事詩「カレワラ」のスウェーデン語訳を出版。
ハインリヒ・ハイネのスウェーデン語訳も行う。

1859年、ヘルシンキ大学でドイツ語の講師となる。
1866年、大学図書館の司書となる。
1871年9月12日、ヘルシンキにて没する。
Karl Collan - Wikipedia Svenska

ヴァーサ行進曲(Vaasan marssi)
コッランの代表作と思われます。
RPG要素を感じたので、
作曲ソフトでフルオーケストラ版でも作ろうかと思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=dLTe2u2Cf8w

 
吹奏楽版
https://www.youtube.com/watch?v=KMI4rsA8oks

 
ピアノ版
https://www.youtube.com/watch?v=GH13aDV23Sw






200px-Karl_Theodor_Flodin.jpg
カール・テオドール・フルディーン(Karl Theodor Flodin)
1858年7月10日、ヴァーサ(Vaasa)生まれの
作曲家、作家、音楽評論家。

リカルド・ヴィルヘルム・ゴットリーブ・ファルティン
(Richard Wilhelm Gottlieb Faltin)
にピアノ、音楽理論、作曲を学んだあと、
ライプツィヒ音楽院で、
ザーロモン・ヤーダスゾーン(Salomon Jadassohn)
カール・ピュッティン(Karl Piuttin)らに学ぶ。

スウェーデン系フィンランド人の芸術家や音楽家等の集団、
「エウテルペ・グループ」(Euterpe-ryhmä)
に参画。
同名の雑誌が1900〜1905年まで刊行された。

1925年11月29日、ヘルシンキに没する。
Karl Flodin - Wikipedia Suomi

マツユキソウ(スノードロップ)(Schneeglöckchen)
https://www.youtube.com/watch?v=qk2sizOgcU4






GabrielLinsen1898.jpg
セリム・ガブリエル・リンセーン(Selim Gabriel Linsén)
1838年7月22日ヘルシンキ生まれの、
作曲家、ヴァイオリニスト、合唱指揮者、オルガン奏者、音楽教師。

妹のヨハンナ・マティルダ・リンセーン(Johanna Matilda Linsén)は、
スウェーデン初の盲学校の創立者だった。

妻のマリア・ナターリア・ボレリウス(Maria Natalia Borelius)は、
写真家だった。

1856年、ライプツィヒ音楽院での研究のため、
政府の助成金を受ける。

帰国後の1860〜1865年、音楽教師や、
フィリップ・フォン・シャンツ(Filip von Schantz)の劇場オーケストラや、
女子聖歌隊の合唱指揮などをつとめる。

1865年にポルヴォー(Porvoo)に移り、
1888年より教会のオルガニストとして働く。

1907年まで音楽教師をつとめる。

1914年4月5日、ポルヴォーで没する。
Gabriel Linsén - Wikipedia Suomi

カンガサラの夏の日に(En sommardag i Kangasala
詩:サクリス・トペリウス
歌:マウノ・クースィスト(Mauno Kuusisto)
https://www.youtube.com/watch?v=5mogeRWqipU

 
ピアノ版編曲:オスカル・メリカント(Oskar Merikanto)
ピアノ:舘野泉
https://www.youtube.com/watch?v=jxhx4OzGeqA






ハンネス・コトカ(Hannes Kotka, 1898-1934)
彼についての情報がよくわからない、謎の作曲家。
東洋風メヌエット(Orientale; Menuetto)
https://www.youtube.com/watch?v=LNewbnObUR8






Sam-Sihvo-1910s.jpg
サムリ “サム” シフヴォ(Samli "Sam" Sihvo)
1892年10月30日、ヌルメス(Nurmes)生まれの、
作曲家、作詞家、軍人。

ヘルシンキ音楽院(Helsingin musiikkiopisto)で学ぶ。

1915年、
ドイツで第27猟兵大隊(Jääkäripataljoona 27)の軍事訓練を受ける前、
音楽家として働いていた。

第一次世界大戦の東部戦線に参加。

軍楽隊で演奏、指揮を行う。

1920年より、フリーランスの作家、作曲家として活躍。

1927年4月12日、肺炎によりヘルシンキで没する。
Sam Sihvo - Wikipedia Svenska

北の国の思い出(Muistoja Pohjolasta)
http://www.youtube.com/watch?v=WBwUur0xabI

 
フィンランドの軽歩兵(Suomen jääkäri)
http://www.youtube.com/watch?v=W-5WWyX7ez8






Armas_Launis.jpg
アルマス・ラウニス(Armas Launis)
1884年4月22日、ハメーンリンナ(Hämeenlinna)生まれの、
作曲家、音楽民俗学者。

以下、Wikipediaより転載。

ハメーンリンナ出身。
ベルリンとヴァイマルで学んだ後、
ヘルシンキ大学で教授として楽曲分析と作曲を教え、
1911年に同大学で博士号を取得した。

ラウニスは民俗音楽を収集し研究した最初の学者の一人であった。
1904年・1905年・1922年にラップランドへ、
1902年にカイヌーへ、1903年・1906年にイングリアへ、
1902年・1905年にカレリアへ、1930年にエストニアへ旅行し、
現地の人々から聞き取り調査を行い、民謡の採譜と録音を行った。

ラウニスは音楽教育にも関心があり、
民俗音楽院を創設し、1930年まで院長を務めた。

1930年よりフランスのニースに移住し、
フランスとフィンランドとの文化交流に積極的に参加した。
またフィンランドとのつながりを保つために
フィンランドの新聞に積極的に寄稿を行った。

作曲の中心は10のオペラであり、
フィンランド初のオペラ・コミックである『7人の兄弟』(1913年)、
『クレルヴォ』(1917年)、
『アスラク・ヘッタ』(1922年)などの作品がある。

また後期のオペラ『ユディト』(1937-40年)や
『テオドラ』(1930年)では
北アフリカで採取したベルベル人や
ベドウィンの音楽の影響を受けている。

オペラ以外には室内楽曲、カンタータ、
合唱、管弦楽組曲などがある。
また1921年には映画『カレリアの結婚』の音楽を担当している。

転載終了。
1959年8月7日、フランスのニース(Nice)で没する。
アルマス・ラウニス - Wikipedia

この作曲家は、かなり以前からWikipedia頁が作成され、
オペラのCDもリリースされているにもかかわらず、
私が確認した時には既に廃盤となっており、
またYouTubeには「アスラク・ヘッタ」が上げられているものの、
制限があって聴けない様になっており、
どんな感じの作品なのかずっと分からないままでした。

Naxosのミュージック・ライブラリーに、
「アスラク・ヘッタ」(Aslak Hetta)や
「北欧組曲」(Pohjoismainen sarja)
が上げられているのを見つけ、試聴してみました。

やはり、明快な作風で聴き応えアリでした。

ODE1050-2D.jpg
Ondyne【ODE1050-2D】

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ フィンランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

ヘイノ・カスキ(Heino Kaski)を聴く(YouTubeから)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10411801273.html
2009年12月15日

《転載開始》

Heino Kaski.jpg
Mieskuoro Sirkat - Heino Kaski

以前、CD化されていない交響曲の話などで取り上げた、
シベリウスの影に隠れながらも
隠れた傑作を書いたヘイノ・カスキですが、
カスキを人に紹介する時、
まず何と言う曲を筆頭に取り上げるか考えた所、
これだろうと思うのが、
前奏曲ロ短調『激流』
Preludi h-molli op 48-1 ”Pankakoski-Strom”
です。

水の激しく流れ行く様が見事に活写されているのみならず、
それを非常に印象深い美しいピアノ曲に仕上げた見事さ!!

つまり、”写実”と”ロマンティック”が上手く
調和している様に感じられました。

YouTubeには、この曲を演奏した録音が幾つも出ていますが、
その中には、日本人と思われる人によるものもあります。

今回取り上げたのは、録音場所が録音場所だけに、
ややエコーがかってますが、
演奏に関しては、恐らく一番良いのではないか?
と思われるものを取り上げました。
 
演奏:ユッスィ=ペッカ・ヘイッキラ(Jussi-Pekka Heikkilä)
http://www.youtube.com/watch?v=CCeiGiYQ9ZE




【追記】
肖像画像追加(2017/3/17)

《転載終了》
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