2016年03月08日

スヴェインビョルンソン(Sveinbjörnsson)(2)アイスランドの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11231154198.html
2012年4月26日

《転載開始》

2008年3月15日の記事でも取り上げた、
アイスランド初の本格的なクラシックの音楽家とされる。
スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン
Sveinbjörn Sveinbjörnsson(1847-1927)

Sveinbjörn Sveinbjörnsson 2.JPG

アイスランド国歌
賛美歌:おお、我らの土地の神よ!(Lofsöngur/Ó Guð vors lands)
を作曲した事で知られています。
アイスランド国歌はかなり前からオムニバスでCD化されていましたが、
彼だけを取り上げたCDでも出てきて欲しいと思っていた所、
暫くしてからNAXOSから発売されました。
インターネットで知った時点では、未だ日本販売はされておらず、
遅れて発売されました。

でも、“室内楽作品集”なんですよね。
スヴェインビョルンソン:室内楽作品集(Amazon)
【NAXOS 8.570460】2007年

Sveinbjörn Sveinbjörnsson NAXOS 8.570460.jpg

私が欲していたのは、“管弦楽作品集”なんですが、
中々思い通りには行きません。

彼が、管弦楽のための2曲のアイスランド狂詩曲(Íslensk rapsódía)
を書いているらしいという情報は得ています。
いつ書かれたのかは不明ですが、恐らくそんなに早くは無いでしょう。
というのも、前述の室内楽作品の作曲年を見てみると、
20世紀に書かれたりしているからです。

で、何故又取り上げたのかというと、
YouTubeに管弦楽作品が上げられていたからです。
残念ながら、アイスランド狂詩曲ではありませんが、
同曲以外にも管弦楽作品を書いているという事が分かったので、
その意味では嬉しく思っています。

最晩年の作とはいえ、ロマン派の作風を堅持した、
優雅で威厳のあるポロネーズ!!

【追記】
最初、「Hátíðarpolonaise」の内の「Hátíðar」の意味が分からず、
和訳題名を振っていなかったのですが、
当ブログによくコメントを書いてくださる、
もにりくちなしさんの情報により、
「祝典的」を意味するらしい事がわかりました。
その詳細はコメント欄を参照してください。
そんなわけで、和訳題名『祝典ポロネーズ』を追記しました。

『祝典ポロネーズ』(Hátíðarpolonaise)1926
演奏:レイキャヴィーク管弦楽団(Hljómsveit Reykjavíkur)
指揮:アルベルツ・クラーン(Alberts Klahn)
演奏年:1957年
http://www.youtube.com/watch?v=SGMcL1YqlpY


《転載終了》
posted by Satos72 | └ アイスランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月15日

パゥトル・イーソゥルヴソン(Páll Ísólfsson)アイスランドの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11841128178.html
2014年9月1日

《転載開始》
Páll Ísólfsson.jpg


画像は、【資料】の下のリンク先より拝借

パゥトル・イーソゥルヴソン(Páll Ísólfsson)

アイスランドの作曲家、オルガニスト、ピアニスト。
20世紀に於いて、アイスランドの音楽の発展に貢献した、重要な作曲家の1人。

1893年、レイキャヴィーク(Reykjavík)のストックセイリ(Stokkseyri)生まれ。

1908年、スィグフース・エイナルソン(Sigfús Einarsson, 1877-1939)に音楽を学ぶ。

1913〜1918年、ライプツィヒで、カール・シュトラウベ(Karl Straube)にオルガンを学ぶ。

1925年、パリに赴いて、ジョゼフ・ボネ(Joseph Bonnet)の許で研究を続ける。

帰国後、音楽活動を行う。
長い間「オルガンの天才」ともてはやされる。



1924〜1936年、レイキャヴィーク市吹奏楽団(Lúðrasveit Reykjavíkur)の指揮者を務める。

1930〜1957年、レイキャヴィーク音楽大学(Tónlistarskólans í Reykjavík)の学長を務める。

1926〜1939年、レイキャヴィーク休日教会(Fríkirkjunnar í Reykjavík)のオルガニストを務める

1939〜1967年、レイキャヴィーク大聖堂(Dómkirkjuna í Reykjavík)のオルガニストを務める。

1974年死去。

【資料】
Páll Ísólfsson - Wikipedia Íslenska
http://www.musik.is/Baldur/TsagaRvk/1900-1930/til1930_10.html





弊ブログでは、アイスランドの作曲家は、今まで、
スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン
(Sveinbjörn Sveinbjörnsson, 1847-1927)

しかまともに紹介した事がありませんでした。


http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10080199730.html
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11231154198.html

あとは、
ヨゥン・レイフス(Jón Leifs, 1899-1968)
に軽く触れた程度です。

レイフスは、生前は不遇でしたが、20世紀末にBISから、
交響曲第1番『サガの英雄たち』(サガ交響曲)(1940年)
Sinfónía I “Söguhetjur”(Sögusinfónían) op. 26
のCDが発売された事から注目を集め、
今では最も知られるアイスランドの作曲家の1人となっています。

また、レイフスは、お世辞にもロマン派的な美しいメロディには程遠く、
型破りな感じの作風であるため(爆発的、とも形容される)、
その意味でもまともに紹介するのを避けていたというのもあります。

そんな状況の中、アイスランドの管弦楽作品集CDが、
私と同じ志を抱いている方のブログで紹介されているのを発見!!
(「ふうがな森 クラシック音楽」さんより)
http://blog.goo.ne.jp/aries0717/e/1a4c38b925630c243874635827fa1f96

しかも、発売されたのが1993年とかなり古く、現在は廃盤であったため、
Amazonのマーケットプレイスで何とか手に入れました。

今回は、アイスランドの管弦楽作品集に収録されたうちの1人を紹介します。

まずは、イーソゥルヴソンの作品です。





祝典行進曲
英:Festival March
残念ながら、YouTubeには出ていない様ですが、
こちらで冒頭部分が試聴できます↓
http://www.allmusic.com/album/icelandic-orchestral-music-mw0001351713

イーソゥルヴソンは、20世紀に活躍した作曲家ながら、
19世紀後半的なロマン派の作風を持っていますが、
「祝典行進曲」は7分半程の作品で、力強く、風格があり、
威厳に満ちています。

この作品は、1950年に、アイスランド大学(Háskóli Íslands)
の為に書かれたそうです。



祝典序曲
英:Festival Overture
「祝典序曲」は、13分半ほどの作品で、荒涼とした憂鬱な雰囲気、
優しさに溢れた甘美なメロディ、悲劇的な咆哮、
威風堂々とした行進曲風メロディなど、表情が豊かで起伏に富んでいて、
「祝典序曲」というよりは「交響詩」に近いものを感じ、
聴く者を飽きさせないと感じました。

出だしは憂鬱な雰囲気で始まりますが、
締めくくりは、輝きと高揚感に満ちた盛り上がり方で幕を閉じます。

この作品は、「祝典行進曲」と同年の1950年に、
アイスランド国立劇場(Þjóðleikhúsið)の開場記念に演奏されたそうです。

この作品も、「祝典行進曲」と同様、ALLMUSICというサイトで、
冒頭部分が試聴できます。
http://www.allmusic.com/album/icelandic-orchestral-music-mw0001351713

アイスランド語の題名と思われる「Hátíðarforleik」
という単語を見つけたのですが(【資料】の下のリンク先)、
訳してみると「祝典前奏曲」となる様です。

CHAN 9180.jpg


アイスランドの管弦楽作品集
演奏:アイスランド交響楽団(Sinfóníuhljómsveit Íslands)
指揮:ペトリ・サカリ(Petri Sakari)
ヴァイオリン:スィグルン・エズヴァルズドゥッティル(Sigrún Eðvaldsdóttir)
CHANDOS【CHAN 9180】1993年



YouTubeには、今回紹介した管弦楽作品「祝典行進曲」「祝典序曲」
は出ていないのですが、
主にオルガン曲やピアノ独奏曲等が出ています。

が、劇的で力強さに溢れた、中々聴き応えある作品を見つけました。
ちょっとスポ魂的?
灯台をともせ(古いアイスランドの民謡)
(男声合唱とピアノ、金管)
Brennið þið vitar
https://www.youtube.com/watch?v=0WwlrN6YOY4






アゥルニ・ビョルンソン
Árni Björnsson, 1905-1995
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第1番(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
Rómansa nr. 1, op. 6 fyrir fiðlu og hljómsveit
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
Rómansa nr. 2, op. 14 fyrir fiðlu og hljómsveit

カルトル・オットゥ・ルノゥルヴソン
Karl Ottó Runólfsson, 1900-1970
管弦楽のための組曲『十字路で』
Á krossgötum, svíta fyrir hljómsveit

等は、別の機会に紹介いたします。





Wikipediaに出ている、ルノゥルヴソンの、
交響曲『エシャン山』ヘ短調
Esja, Sinfónía í f-moll op. 57, 1964-1967
がとても気になります。聴いてみたい。
カール・オット・ルノウルヴソン - Wikipedia



冒頭の経歴の所で軽く触れた、
スィグフース・エイナルソン(Sigfús Einarsson, 1877-1939)
についても、取り上げるに足る程の情報が集まれば、取り上げたいです。



今回紹介した曲がYouTubeに出ていなかったので、
Youtubeに上げられている、アゥルニ・ビョルンソンの
レイキャヴィーク行進曲(Reykjavíkurgöngulag)
その他の収録された映像を貼り付けて、お茶を濁します。
(冒頭の曲が、レイキャヴィーク行進曲)
https://www.youtube.com/watch?v=OiPQ_hCvyIw






---ここ最近の、アイスランド事情---
ここ最近の、アイスランドで発生した色々な事をご紹介します。

200年以上噴火していなかったという、
バルガルブンガ火山(Bárðarbunga)で、
激しい群発地震が発生しているという情報がありましたが、

200年間以上噴火していないアイスランドのバルガルブンガ火山で、
噴火を示唆するかもしれない異常な数の群発地震が発生中
- 来たるべき地球のかたち
http://119110.seesaa.net/article/403927020.html
アイスランドのバルガルブンガ火山周辺の群発地震活動は
回数も規模もさらに増加。噴火の懸念が高まる
- 来たるべき地球のかたち
http://119110.seesaa.net/article/404196550.html

8月29日に、とうとう噴煙を上げ始めしました。
https://www.youtube.com/watch?v=5aA8hhWyWcI


「Bárðarbunga」は、アイスランド語の表記と発音の規則に則るならば、
「バゥルザルブンガ」となる筈で、
実際にその様にカタカナ表記している方もいらっしゃいます。

「á」は「アゥ」、「ð」は英語の「th」(the this 等の th)の有声音です。

しかし、「FORVO」というサイトで実際に発音を聴いてみると、
「バルガルブンガ」と聴こえます。
http://ja.forvo.com/search/B%C3%A1r%C3%B0arbunga/
何故でしょうか?



もう一つ、ラーガルフリョウト(Lagarfljót)と呼ばれる湖に、
ネッシーみたいに怪物が棲んでいるという伝説があるそうなのですが、
2012年2月に、その怪物ではないかとされるものの映像が撮影されたとかで
以前話題となったのですけれど、

https://www.youtube.com/watch?v=puynSds0D1U

フリョゥスダールスヒェラズ(Fljótsdalshérað)市の真実委員会が、
その映像を本物認定したのだというニュースもありました。

日本近郊の海域で記録された「謎の赤い爆発」と
環太平洋火山帯の活発化の関係。
そして「火山噴火の連鎖」が起きる兆しのあるアイスランドでは
伝説のラガーフロットの龍が「存在する」と認定され - In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/404434867.html

本当に存在するのかどうかについては、私はどうとも決め付けませんけど。

怪物の名前は、日本では「ラガーフロット・ワーム」が定着している様ですが、
英語表記「Lagarfljót Worm」から来た様です。

地元では「Lagarfljótsormurinn」(ラーガルフリョゥトソルムリン?)
と呼ばれていますが、アイスランド語の発音が分からなかった為なのか、
発音し易い様な名前を敢えて考えたのか、
或いはその両方の意図が込められているのか、
という印象の名前だなと思いました。

Wikipediaでは「ラーガルフリョゥトルムリン」表記です。
ラーガルフリョゥトルムリン - Wikipedia





---演奏会情報---
9月には、私が贔屓にしている演奏会が2つもあります。

以下にその情報を示します。



オーケストラ・ナデージダ 第11回演奏会

日時:2014年9月14日(日)
開演:14時

入場料:全自由席:1000円
60歳以上は無料(演奏会当日、証明できるものをお持ちください)

場所:狛江エコルマホール

ヴァイオリン:小野 唯
指揮:渡辺 新

【演奏プログラム】
・歌劇「ルスランとリュドミラ」(1837-1842年)より、序曲
Увертюра - Руслан и Людмила, опера
ミハイル・グリンカ(Михаил Иванович Глинка)
・歌劇「皇帝に捧げた命(イワン・スサーニン)」(1836年初演)より、序曲
Увертюра - Жизнь за царя, опера
グリンカ
・歌劇「皇帝に捧げた命 (イワン・スサーニン)」より、クラコヴィアク
Краковяк - Жизнь за царя, опера
グリンカ
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品57(1959-1960年)
Konsert för violin, violoncell och orkester, op 57
クット・アッテルベリ(Kurt Magnus Atterberg)
・交響曲 第3番 ホ長調 作品23(1905年)
Symfoni nr 3, E-dur op 23
ヒューゴ・アルヴェーン(Hugo Emil Alfvén)
http://www.ac.auone-net.jp/~nadezhda/

オーケストラ・ナデージダと言えば、言い方は悪いかも知れませんけれど、
有名どころとの、一種の「抱き合わせ」演奏会ですが、
「抱き合わせ」というのは、こういう場合にやるべきだと思います。

無名だけど良いなあと思う曲を出来るだけ大勢の方々に聴いて貰う為には、

こういうやり方は仕方の無い所はあるのかも知れません。

「実は、こんな作品もあるのですよ」という。

私は、無名の作品が、一部のマニアの間だけでしか知られていない状況が、
可哀相に思ってしまうので。

因みに、「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」のオーケストラパートは、
弦楽合奏「stråkorkester」らしいですが(Wikipediaにそう出ています)、
今回の演奏もそうなるのでしょうか?

(9月14日追記:実際演奏を鑑賞した時に楽器編成を確認した所、
トランペットやトロンボーンなどの「金管」は編成に組まれていないけど、
木管やホルンなどは編成に組まれているので、演奏時間も勘案すると、
どちらかと言えば「小協奏曲」(Konsertstück)といった感じになると思います)



オーケストラ《エクセルシス》
【第5回演奏会 - オール・フランス・プログラム〜
アルベリク・マニャール没後100年に寄せて〜】

日時:2014年 9月23日(火・祝)
開演:14時
開場:13時半

入場料:1,000円(税込み)
※未就学児のご入場はご遠慮ください

場所:杉並公会堂大ホール
※駐車場はございませんので公共交通機関ご利用ください

指揮:大浦智弘

【演奏プログラム】
・アドニス - 3部からなる交響詩(1901年) ※日本初演
Adonis, poème symphonique en 3 parties
テオドール・デュボワ(Theodore Dubois, 1837-1924)
・海の歌 - 3つの交響的絵画(1929年) ※日本初演
Les chants de la mer, trois tableaux symphoniques
フィリップ・ゴーベール(Philippe Gaubert, 1879-1941)
・交響曲第4番 嬰ハ短調 作品21(1913年)
Symphonie no 4 en ut dièse mineur
アルベリク・マニャール(Alberic Magnard, 1865-1914)
http://excelsis.sub.jp/concert_info.shtml

今回のエクセルシスさんは、フランスに焦点を当てました。

フランスは、日本にとっては存在感の大きいメジャーな国ですけど、
勿論、余り知られていない作曲家も結構います。

しかも、先述の通り、今年はマニャール没後100年である上に、
この記事を上げてから2日後は、没した日の9月3日です。

演奏会が愉しみです。

フランス関係では、最近この作曲家の存在も偶然知ったので、
ついでに軽く紹介します。

モナコ生まれのフランスの作曲家です。

後日改めてきちんと紹介できればと思います。

ルイ・アビアト(ルイージ・アッビアーテ)
Louis Abbiate(Luigi Abbiate, 1866-1933)
交響詩『妖精たち』(1887年)
Les Elfes, poème symphonique op. 7
https://www.youtube.com/watch?v=PKXFgTTHiig


《転載終了》

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