2016年07月17日

ミカス・ペトラウスカス(Mikas Petrauskas)リトアニアの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10684039935.html
2010年10月22日

《転載開始》

ミカス・ペトラウスカス(Mikas Petrauskas)1873-1937

リトアニアのオルガン奏者、テノール歌手、指揮者、音楽教師、作曲家。
ルドルファス・リーマナス(Rudolfas Lymanas)にオルガンを学ぶ。
1901〜1906年、ロシアのサンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。
リトアニア(当時はロシア領)に戻った後の1906年11月6月、
リトアニア初のオペラである『ビルーテ』(Birutė)が
ヴィリニュスの市庁舎宮殿にて初演された。
2つの歌劇、20ほどのオペレッタ、その他数多くの歌曲、合唱曲を残す。

【代表作】
歌劇『ビルーテ』(Opera “Birutė“)1906
歌劇『蛇の女王エグレ』(Opera “Eglė žalčių karalienė“)1920
軽歌劇『森の王』(Operetta “Girių karalius”)1919

Mikas Petrauskas - Wikipedia, Lietuvių


Mikas Petrauskas.jpg

少し前に、エストニア初のオペラ『ヴァイキング』(Vikerlased)
の紹介をしましたが、今回は、
リトアニア初のオペラの紹介と行きます。





〇バルト3国のクラシック音楽黎明期
19世紀に吹き荒れた欧州の民族主義運動のうねりは
バルト地域でも起こり、まず、
アンドレイス・ユルヤーンス(Andrejs Jurjāns)

ヤーゼプス・ヴィートルス(Jāzeps Vītols)
等により、ラトヴィア国民楽派が開始、推進された。
【注記】
ラトヴィアの歌と踊りの祭典(Vispārējie latviešu Dziesmu un Deju svētki)1873〜
アンドレイス・プムプルス(Andrejs Pumpurs)により、
ラトヴィアの民族叙事詩『ラーチプレースィス』(Lāčplēsis)出版1888

続いて、エストニアでも、
ルトルフ・トビアス(Rudolf Tobias)

アレクサンテル・ラッテ(Aleksander Läte)
アルトゥール・カップ(Artur Kapp)
ミヒケル・ルティク(Mihkel Lüdig)
等により、本格的なクラシック音楽の創造が開始された。
【注記】
フリードリヒ・レインホルト・クロイツヴァルト(Friedrich Reinhold Kreutzwald)により、
エストニアの民族叙事詩『カレヴィポエク』(Kalevipoeg)出版1861
第1回エストニアの歌の祭典(Esimene eesti üldlaulupidu)1869

リトアニアでも、
カンタータやオルガン曲などを書いた、
チェスローヴァス・ササナウスカス(Česlovas Sasnauskas, 1867-1916)
オルガニストで合唱指揮者、作曲家の
テオドーラス・ブラズィース(Teodoras Brazys, 1870-1930)
合唱・管弦楽指揮者、作曲家の
ユォーザス・グダヴィチュース(Juozas Gudavičius, 1873-1939)
などがいましたが、本格的なクラシック音楽の創造は、
日本でもよく知られている画家、作曲家の
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
(Mikalojus Konstantinas Čiurlionis, 1875-1911)
が最初です。
【注記】
1795年、ポーランド分割により、
ポーランドに吸収合併されていたリトアニアも自動的にロシア帝国領となる。
19世紀、ロシアに対してポーランドと共に蜂起を起こすも鎮圧され、
同化政策を受ける。
20世紀初頭、ドイツ、ロシア、ポーランド等を相手に抵抗運動を展開し、
1920年に第一次リトアニア共和国を建国。

リトアニア初の交響的作品は、チュルリョーニスの
交響詩『森の中で』(Simfoninė poema „Miške“)1900-1901
なので、他のバルトの国に比べれば一番後発なのは否めません。
ロシアのツェーザリ・キュイ(Цезарь Антонович Кюи)は、
リトアニア人の血を引いていますが、
リトアニアを意識した作曲を行っていないので、
リトアニアの曲を書いたとは見なされません。
チュルリョーニスの2つ目の
交響詩『海』(Simfoninė poema „Jūra“)1903-1907
は、リトアニア民謡に似ているフレーズがあると言われていて、
或る意味、リトアニア国民楽派の最も早いオーケストラ作品と見なせるかも?
民謡を用いているのでは無いにしても、
何処と無く土着的な雰囲気を感じます。
因みに、ほぼ同時期に、
ポーランドのカルウォヴィチ(Mieczysław Karłowicz)によって、
リトアニア狂詩曲(Rapsodia litewska, op.11)1906
も書かれています。

久々にCDでチュルリョーニスの交響詩を聴いてみましたが、
やはりいいですね。
しみじみした気分になります。
来年は、没後100年です。





〇ペトラウスカスの歌劇
リトアニア初の交響的作品の登場から僅か5年後に、
リトアニア初の歌劇『ビルーテ』が上演されました。

『ビルーテ』とは何なのか?について調べてみました。
実在の人物を描いた伝説物語。
中世リトアニア大公国のケーストゥティス(Kęstutis)の2番目の妻にして、
ヴィータウタス大公(Vytautas Didysis)の母。
美人と評判のビルーテの噂を聞き、
ケーストゥティスは彼女の許を訪れて求婚する。
彼女は異教の巫女であり
神々に生涯を処女で通すと約束していたためそれを拒否するが、
ケーストゥティスは力ずくで連れ出し、結婚式を挙げてしまった。
1382年、ケーストゥティスとリトアニア大公の地位を争っていた
ヨガイラ(Jogaila)
<後のポーランド王ヴワディスワフ2世(Władysław II Jagiełło)>は、
ドイツ騎士団と手を組み、
ケーストゥティスを捕らえクレヴァ城(Krėva)で殺害するが、
ビルーテの死については不明であるとされる。
同年溺死したのが通説とされるが、
その後神職に復帰し亡くなるまで従事したという異説もある。
因みにヴィータウタスは父ケーストゥティスと共に捕らえられるも、
脱出に成功する。
後にヨガイラと和睦し、リトアニアの統治を任され、
中世リトアニアの領土をバルト海から黒海に至るまでの大国に拡大させた。
Birutė - Wikipedia, English


Birute.jpg

オペラではどの様に描かれているのでしょうか?

ペトラウスカスのもう一つのオペラ『蛇の女王エグレ』は、
リトアニア民話から題材を取っています。
エドゥアルダス・バルスィース(Eduardas Balsys, 1919-1984)
も、1960年にバレエ音楽にしています。

因みに、チュルリョーニスの交響詩『海』は、オリジナルスコアでは、
強弱記号などの指示が殆ど無い等の不備があるので、
そのまま演奏するには差し支えてしまうとして
バルスィースが改訂版を書いていて、
CD等で一般的に聴けるのは、その版だそうです。
が、ギンタウタス・リンケヴィチュース(Gintaras Rinkevičius)
指揮による演奏のCDは、
オリジナル版に基づいているそうで、しかも、
日本ではキングレコードから出されていたそうです。
現在では廃盤となっているようですが、
そっちのほうは残念ながら聴いていません(KICC 76)。





〇CD化について
オペラ『ビルーテ』のCD化については、はっきりとは分からないんですが、
こういった情報があります↓
7 meno dienos > Renginiai > Pirmosios lietuviškos operos "Birutė" kompaktinės plokštelės sutiktuvės
MUZIKA: Pristatyta pirmosios lietuviškos operos kompaktinė plokštelė - 7md

Mikas Petrauskas-Birute.jpg

CDのジャケットの画像なのかどうか?
リンクしたページでは、
リトアニア語でCDがどうのこうのと出ているんですが、
殆ど読めないので、
はっきりとCD化されているのかどうかは分かりません。

他のリトアニアのクラシック音楽のCD化も、
そんなに芳しい状況とは言えない。
ヴィータウタス・バルカウスカス(Vytautas Barkauskas, b.1931)
などの現代音楽家とか、
前述のチュルリョーニスのCDは数多く出ているようですが。
ロマンティックな作風のマイナークラシック曲が殆どCD化されないのは、
ラトヴィアにも言える事です(エストニアは、ネーメ・ヤルヴィのお蔭で、
割とCD化されています)。
ロマンティックな作風のリトアニアクラシック音楽では、
チュルリョーニスばかりが特別扱いされている感じ。
まあ、時代の先を走っていた”天才”ですから。
でも、もっと他のリトアニアの作曲家にも光が当てられる事を望みます。

リトアニアにもちゃんとレーベルはあり、
リトアニアの作曲家のCDがいくつもリリースされてはいるのですが、
Amazonで取り扱われていないので、
日本で手に入れるのは難しいという状況。
もしかしたら、
マイナーレーベルを取り扱っている販売サイトでなら購入出来るかも、
と思ったら・・・。

リトアニア出版情報センター
(Lietuvos Muzikos Informacijos ir Leidybos Centras)
Mic.lt
より、そのCDの数々(ノルディックサウンド広島)。
Lithuanian New Music Series

大和プレスビューイングルームを訪れたついでに
ノルディックサウンド広島にも立ち寄ればよかったと、
もの凄く後悔(所在地きちんと調べていなかったので)!!





○リトアニア初オペラは1906年だが・・・(追記)
オペレッタは実はそれ以前から書かれています。
リトアニアグランドオペラの初めてが1906年という事のようです。
軽歌劇『アダムとイヴ』(Adomas ir leva, operetta 1905)

《転載終了》



歌劇『ビルーテ』より『ビルーテのアリア』(Birutės arija)が
YouTubeに上げられています。
ソプラノ:グラジナ・アパナヴィチューテ(Gražina Apanavičiūtė)
https://www.youtube.com/watch?v=WbfATFalqrA
posted by Satos72 | └ リトアニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月10日

ヴィータウタス・クローヴァ(Vytautas Klova)リトアニアの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11957132247.html
2015年4月9日

《転載開始》

Vytautas Klova.jpg


画像は、Wikipediaより拝借

リトアニアの作曲家、音楽教師

1926年1月31日、ティルクシュレイ町(Tirkšliai)マジェイケイ地区(Mažeikių apskritis)生まれ

1946〜1948年、ユオザス・グルオーディス・カウナス音楽院
(Kauno Juozo Gruodžio konservatorija, KJGK)にて、
ユオザス・グルオーディス(Juozas Gruodis)の作曲科で学ぶ。

1951年、リトアニア音楽アカデミーと劇場(Lietuvos muzikos ir teatro akademija)にて、
アンタナス・ラチューナス(Antanas Račiūnas)の作曲科で作曲を学び終える。

1954〜1994年、同アカデミーで音楽理論を教えた。

1982年、教授に就任。

2009年12月10日、ヴィリニュス(Vilnius)で死去。

※Wikipedia英語版を参考

【歌劇】(Operos)
・ピレナイ(1955)
Pilėnai
・ヴァイヴァ(1957)
Vaiva
・娘(1960)
Duktė
・ジャルギリス(2本の剣)(1965)
Žalgiris (Du kalavijai)
・アメリカの悲劇(1968)
Amerikoniškoji tragedija
・こんにちは、人生(1974)
Ave, vita

【管弦楽作品】(Simfoninės muzikos kūrinių)
・交響詩『ユーラテとカスティーティス』(1954)
Simfoninę poemą „Jūratė ir Kastytis“
・チェロと室内管弦楽のための協奏曲
Koncertas violončelei ir kameriniam orkestrui
・チェロ協奏曲第1番
Koncertas violončelei ir orkestrui Nr. 1
・チェロ協奏曲第2番(1983)
Koncertas violončelei ir orkestrui Nr. 2

その他、100曲以上ものリトアニア民謡に和声をつけた

※オペラの作曲年代は、Wikiepdia英語版を参照
交響詩『ユーラテとカスティーティス』の情報は、Wikipediaロシア語版を参照
チェロと室内管弦楽のための協奏曲の情報は、もにりくちなしさんより提供
チェロ協奏曲の情報は、音楽情報サイトDiscogsを参照
「Ave, vita」の翻訳には自信ありません(多分ラテン語?)

Vytautas Klova - Wikipedia English

オペラ「ピレナイ」(Pilėnai)より、
バリトン:ライムーナス・ウルビェーティス(Ramūnas Urbietis)による、
ウードリオのアリア(Ūdrio arija)
http://www.youtube.com/watch?v=W_7CVr0Gg1s


同オペラより、
メゾソプラノ:ビルーテ・アルモナイティーテ(Birutė Almonaitytė)による、
ミルトスのアリア(Mirtos arija)
http://www.youtube.com/watch?v=KPYabPm0bfw


ヴィータウタス・クローヴァは、20世紀に生まれ、
21世紀のつい最近まで存命していた作曲家ですが、作品を聴いて見ると、

思いっきり19世紀後半的な民族主義ロマン派の作風です。

ソビエト連邦に併合されていた関係で、
穏健な作品を書かざるを得なかったからなのかどうかは不明ですが。

(※ソビエト連邦では、難解な音楽を書くと、
社会主義リアリズム路線に反すると見做され、
批判されて自己批判の表明を余儀なくされたとか何とか。
最も、分かりやすい曲を書いたのに、
個人的感情で批判された作曲家もいたそうですが・・・)
ジダーノフ批判 - Wikipedia

YouTubeで一部分しか聴いていないのですけど、
少なくとも私が聴いた限りに於いては、
劇的なロマンティシズムと民族的な響きに溢れた作品が好みという方には、
大変お薦めできる作品ではないかと感じました。

(追記:「ウードリオのアリア」の響きに、
ロシア臭さがあるのがずっと気になっていたのですが、コメント欄より、
viosanさんからもロシア臭さが残るとの指摘がありましたので、
その旨をここに追記しておきます。

ソビエトに併合された影響でロシア的メロディを押し付けられたのか?
それとも、リトアニア民謡にもロシア民謡風の旋律があるのか?
不勉強なのでよく分かりません)

リトアニアのオペラと言えば、
リトアニアで初めての民族主義オペラと言われる
『ビルーテ』(Birutė)もありますが、
この作品を書いたミカス・ペトラウスカス(Mikas Petrauskas)は、
以前弊ブログで紹介しています。
ミカス・ペトラウスカス(Mikas Petrauskas)リトアニアの作曲家

ビルーテのアリア(Birutės arija)は個人的にとてもお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=WbfATFalqrA






●「ピレナイ」とは・・・
彼の代表作である「ピレナイ」の題材となったものとは?

何と、日本語で解説している方がおられたので、
拝見させていただきました。

リトアニア史余談:ピレナイ砦の悲劇/武田 充司 - でんきけい1955

中世の大国リトアニアの基礎を築いた、
ゲディミナス大公(Gediminas)(在位1316年〜1341年)時代の末期に、
リトアニア西部のジェマイティア地方(Žemaitėjė=低地地方)
で起こった「ピレナイ砦の集団自決事件」だそうです。

1336年2月、ドイツ騎士団総長、
ディートリヒ・フォン・アルテンブルク(Dietrich von Altenburg)が、
西側諸国から集まってきた大軍を率いて、
異教徒であるリトアニアを攻めたそうです。

当時、リトアニアは、キリスト教を受容していませんでした。

ドイツ騎士団の大軍に包囲されたピレナイの丘砦には、
周辺の女性や子供も含む住民が多数避難してきていたそうです。

首領マルギリス(Margiris)に率いられた、>
勇猛なジェマイティア人は、果敢に戦ったものの、
ついに丘砦の防壁が破られ、人々は敗北を覚悟したそう。

すると、砦の中の人々は、一切の持ち物を火の中に投げ入れて燃やし、
婦女子を殺害したあと、自らも自害し果てたという。

この戦いによって、多数のジェマイティア人が捕虜となり、
強制的にカトリックに改宗させられたといわれているそうですが、
それ以上に多くの人々が、敵に降って捕虜となることよりも、
自害して果てる道を選んだという。

この凄惨な集団自決は、
戦いに参加した西欧キリスト教世界の騎士たちに、
大きな衝撃を与えたそうです。

キリスト教では自殺は重大な罪とされているからなのかも知れませんが、
何と、聖書にはその様に書かれていないそうです。
(4世紀の聖アウグスティヌスの時代からだとか)
自殺 - キリスト教 - Wikipedia

このようなジェマイティア人の行為は、彼らの生死観、あるいは、
キリスト教受容以前のバルト族の古い信仰に根ざしたものであると
考えられているそうです。



Lithuania_Punia_Margiris_Pilikalnis.jpg


↑ピレナイ砦集団自決事件の追悼碑
※画像はWikipediaより拝借
Pilėnai - Wikipedia English





●「ユーラテとカスティーティス」とは・・・
作品欄にある「ユーラテとカスティーティス」とは?

19世紀リトアニアの文学者、詩人、民俗学者、歴史家である、
リュドヴィカス・アドーマス・ユツェヴィチュース
(Liudvikas Adomas Jucevičius, 1813-1846)
が1842年に採取したリトアニアの伝説物語で、
ロックオペラ、バレエ、現代詩などの題材に用いられるなど、
リトアニアでは人気だそうです。

「ユーラテ」は「海の女神」ですが、
「ユーラ」(Jūra)はリトアニア語で「海」を意味します。

物語のあらすじですが、女神ユーラテが、
若い漁師「カスティーティス」と恋に落ちる悲劇だそうです。
Jūratė and Kastytis - Wikipedia English





●CD化の確認

サイトebayに歌劇『ピレナイ』のLPが出ています(3枚組)↓
(CDは存在するのでしょうか?)
Vytautas Klova, Pilėnai LP.jpg

VYTAUTAS KLOVA: Pilenai-NM1964 3LP LITHUANIAN FOLK OPERA

リトアニア民謡『ヘンルーダ』(Rūta žalioji)
を編曲した声楽作品がオムニバスで収録されています↓
Lietuvių Choro Muzikos Rinktinė, VSCD-049.jpg

リトアニアの合唱作品選集
Lietuvių Choro Muzikos Rinktinė
合唱:ヴィリニュス市合唱団『ヤウナ・ムズィカ』
Vilniaus Savivaldybės choras "Jauna Muzika"
指揮:ヴァクローヴァス・アウグスティナス
Vaclovas Augustinas
【VSCD-049】
Lithuanian Choral Music Selection - Discogs
Lithuanian Choral Music Selection - MUSIC LITHUANIA

その『ヘンルーダ』ですが、YouTubeに出ていました↓
歌:マリヤ・ドゥーダイテ(Marija Dūdaitė)
https://www.youtube.com/watch?v=nTkFsbSA-JU


コメント欄より、もにりくちなしさんから情報提供がありました。

ヘンデル、ブラームス、ドビュッシー、
コンラダス・カヴェツカス(Konradas Kaveckas)、
スタスィス・ヴァイニューナス(Stasys Vainiūnas)、
アルギマンタス・ブラジンスカス(Algimantas Bražinskas)
らの作品と共に、
チェロと室内管弦楽のための協奏曲
Koncertas Violončelei Ir Kameriniam Orkestrui
を収録した2枚組CDですが、ピアニスト、
ダイニュス・トリンクーナス(Dainius Trinkūnas)
の演奏を収録した録音だそうで、
ピアノ曲に編曲されたものを演奏したのか?
それともオーケストラを指揮したのか?
色々と不明な点があります↓
Dainius Trinkūnas - Discogs

(追記:コメント欄から、もにりくちなしさんより、またまた情報提供あり。
偶然にも、もにりくちなしさんの知人の方が、
トリンクーナスのCDを所有していたそうです。

もにりくちなしさんが聴いてみたところ、
ピアノの編曲版ではなく、原典版だったそうです。

トリンクーナスのピアノは、編成楽器の一つに過ぎず、
殆ど目立たないそうです。

作品の感想は、コメント欄をご覧下さい。

チェロ:ミハイラス・シェンデローヴァス(Michailas Šenderovas)
指揮:サウリュス・ソンデツキス(Saulius Sondeckis)
演奏:国立フィルハーモニー室内管弦楽団
(Valstybinės Filharmonijos Kamerinis Orkestras)
(Lietuvos TSR Valstybinės Filharmonijos Kamerinis Orkestras?)
録音:1964年)

サイトDiscogsには他に、
チェロ協奏曲第2番(1983)
Koncertas 2 Violončelei Ir Orkestrui
のLPも出ていました↓
(アンタナス・ラチューナス(Antanas Račiūnas)の
交響曲第8番(Simfonija Nr.8, 1975)とのカップリングですが、
ラチューナスは少なくとも10曲は交響曲を書いているようです)
Antanas Račiūnas / Vytautas Klova - VIII Simfonija / Koncertas 2 Violončelei Ir Orkestrui

リトアニア音楽情報センター(Lietuvos muzikos informacijos centras)
では、チェロ協奏曲第2番が試聴ができます↓
Vytautas Klova Koncertas Nr.2 - Lietuvos muzikos informacijos centras

同サイトでは、ラチューナスの作品も試聴できます↓
Antanas Račiūnas Simfonija Nr.8 - Lietuvos muzikos informacijos centras





●オーケストラ・ナデージダ第12回演奏会
話は変わって、演奏会情報です。

4月11日(土)に開催される演奏会情報を勝手にお届けします。
http://www.ac.auone-net.jp/~nadezhda/
http://okesen.snacle.jp/gakudan/kouendtl/eid/29050
オーケストラ・ナデージダ、第12回演奏会が来週末4月11日に開催されます!
オーケストラ・ナデージダ第12回演奏会 2015.4.11.jpg


開催:2015年4月11日(土)
時間:13:00 開演(12:30開場)
場所:狛江エコルマホール(狛江駅北口)
料金:自由席1,000円
(60歳以上無料 演奏会当日、証明できるものをお持ちください)

指揮:渡辺 新

【演奏曲目】
ダルゴムイシスキー
Александр Сергеевич Даргомыжский
・歌劇「ルサルカ」
Русалка - опера
第2幕より、婚礼の場面の導入、スラヴの踊り、ジプシーの踊り

ミャスコフスキー
Николай Яковлевич Мясковский
・交響曲第25番 変ニ長調
Симфония 25 Ре бемоль мажор, op. 69

ハルヴォルセン(ハルヴォシェン)
Johan Halvorsen
・交響曲第1番 ハ短調
Symfoni nr. 1 i c-moll

私は、ダルゴムイシスキーの管弦楽作品集CDを持っているのですが、
演奏自体がよくないからなのかどうかは分かりませんが、
作品から泥臭い雰囲気がプンプン漂う感じで、
余り良い印象を抱いていなかったのですが、
今回の演奏で、その思いを払拭できるかどうか楽しみにしています。
(因みにそのCDは、「メロディヤ」です)

旧ソ連の作曲家の作品も、私に妙な偏見でもあるのか?
(決まりきった曲ばかり書いているのだろうか?みたいな)
ロシアはメジャーだから聴かなくて良いかなと思っているからなのか?
積極的に聴こうとしてきませんでした。

でも、ミャスコフスキーの作品を聴く事で、
その“偏見”が払拭されるかも知れません。

で、今回一番愉しみにしているのが、
ハルヴォシェンの交響曲第1番です。

まさか、通常CDでしか鑑賞出来ない作品が生で聴けるとはね、という。

「ナデージダ」「エクセルシス」様々です。

劇的で勇壮でカッコいい感じなのですが、何かに例えるならば、
とてもバカにされる事を覚悟の上で書きますが、
「ロボットアニメに使えそう」「スポ根に使えそう」
という感じです。

ノルウェー情緒も溢れています。

以前YouTubeに出ていたのですが、削除されてしまったので、代わりに、
交響曲第2番『宿命』ニ短調(Symfoni nr. 2 i d-Moll "Fatum")
を貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=h7J-_oHee7w


ハルヴォシェンは交響曲を3曲書いているのですが、
大体皆雰囲気は似通っています。

ハルヴォシェンと言えば、劇音楽『フォッセグリム』とか、
ノルウェー狂詩曲第1番が特に好きですが、
話がズレるのでここまでにしておきます。

そんなわけで、11日が待ち遠しいです。

《転載終了》
posted by Satos72 | └ リトアニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする