2016年07月03日

マイナークラシック音楽の手作りCD

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10731560166.html
2010年12月9日

《転載開始》

”尖閣ビデオ問題”では無いんですけど、
「止むに止まれぬ」事というのがあって、
とうとうやってしまったわけです。
とは言っても、法には触れないとは思います(多分)?

それは何なのか?というと、
CD化されていない超マイナーなクラシック曲というのが
YouTubeに色々と出ていたりするんですけど、こちらとしては、
CDが出れば絶対買うつもりなんです。
でも、まずその可能性がとても低い、と。

恐らく、少なくともレコード化されてはいて、
YouTubeに出ているのは多分それだろう、と。
また、CD化はされてはいるけど、
人気が出ないからなのか既に廃盤になっていたり、
地元限定とか日本に入って来ないCDもあって、
わざわざ現地に行かないと手に入らないものもあったりしますが、
それらの音源からのものと思われる曲もYouTubeに出ていたりします。

超が付くマイナーな曲とはいえ、
心を打つ様な「何でマイナーなの?」な曲がいっぱい存在します。
純粋な気持ちでそれを広めたいという気持ちがあります。
でも、私にはその力が無い。

取り敢えず、YouTubeに上げられている曲が
削除されてしまう危険性もあるので、
資料の保存の意味も込め、CDに焼いておくという事をしたわけです。

〇ゲームミュージックの録音問題
1980年代にゲーセンによく通っていたゲーマーなら
知っていると思うのですが、ゲームミュージックのCD化は最初、
NAMCOのゲームに限定されていました。
しかし、ナムコ以外のメーカーのゲームミュージックにも、
とても親しみやすいものが多く出てきたため、
私も含めてプレイ中にウォークマンか何かを
筐体の音声の出る所に置いて録音するゲーマーが出てきたわけです。
しかし、アーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』で
その事についての記事が出ていたのですが、
著作権法に抵触するとか書いてあったので、驚きました。
個人的に愉しむ為でも駄目だとか書いてあったような・・・(記憶が曖昧)。
でも最近は、個人的に愉しむ分には云々、なんて話をよく聞きますけど、
著作権法をきちんと勉強していないので、何とも言えません。
その雑誌は大事に保管している筈なので、
調べれば分かると思うんですけど、
何年何月号なのか?探すのが面倒なんで敢えてしません。
いずれにしても、ナムコ以外のゲームミュージックのCDも
出して欲しいとの要望が殺到した事で、
ナムコ以外のゲームミュージックもCD化される様になったわけです。

〇”マイナー”である事の宿命
が、マイナークラシック音楽の場合はリスナーの絶対数が少ないので、
CD化されにくい。
スウェーデンの『MUSICA SVECIAE』とか
ベルギーの『Flander's Fields』等の様な
儲けを戸外視して埋もれた地元の曲を専門にCD化する
レーベルは別として、一般的には儲けないといけないので、
どうしても売れるものばかりを出す事になる。
ボランティアでやっているわけでは無いでしょうから。

そんなわけで、私は”必要悪”でCD化をやっているわけです。
間違っても、売るとかはしません(当たり前)。
少なくとも元ネタを発信している人に
”連絡”はした方がいいのは勿論ですけど、
私は英語が操れないので、中々そういう事も出来ない。

〇”有意義な”仕事
今年(2010)の夏、
私は広島の大和プレスビューイングルームの招待制展覧会に
招待されたわけですけど、そのオーナーの佐藤さんは、
『高松次郎のドローイング集』を自費で出版したりするなど、
美術に於ける重要な仕事をしているわけです。
しかし本来は、美術系の出版社がそれをやるべきなんですよね。
でも、美術史に於ける重要な仕事をなした作家の作品集とはいっても、
最近の美術界は話題性重視になってしまっている所が大きく、
話題になっていなければ売れない。
佐藤さんは、殆ど”ボランティア”でやっている感じですよね。

自惚れるつもりはありませんけど、私は、クラシック音楽の世界で、
佐藤さんみたいな仕事をしているつもりです。
でも、私は佐藤さんとは違って全く評価も何もされていない無名の者。
しかも、権利の問題があるので、CDを売ったりも出来ない。
只で人に譲るというのもちょっと問題かも知れません。
取り敢えず、自己満足と言われようが、やれる所までやるしかない。>

〇CD化した曲一覧
実は、今年の夏(8月)に3種類のCDを作ったわけです。
中々そのエントリーが書けず、とうとう年末になってしまいました。
以下にそれらを示します。
※極力現地語表記
※極力日本語翻訳
※知り得た情報を極力明記
※作曲家の肖像写真(肖像画)を極力掲載

マイナー作曲家 手作りCD - 小.jpg

左上:ミコラ・リセンコ管弦楽曲集
右上:ザカリア・パリアシュヴィリ歌劇名作選
下:バルト・中欧のマイナークラシック管弦楽曲集
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バルト・中欧のマイナークラシック管弦楽曲集
:序曲「カレワラ」アレクサンテル・ラッテ(エストニア)
Avamäng “Kalevala”(1897)Aleksander Läte(1860-1948)Eesti
:「秋」アルフレーツ・カルニンシュ (ラトヴィア)
“Rudens”(1941)Alfrēds Kalniņš(1879-1951)Latvija
:「憂鬱な円舞曲」エミールス・ダールズィンシュ(ラトヴィア)
“Melanholiskais valsis”(1904)Emīls Dārziņš(1875-1910)Latvija
:「アリア」(交響組曲第1番より)ヤーニス・メディンシュ(ラトヴィア)
“Ārija” no Orķestra svītas Nr. 1(1922-1924), Jānis Mediņš(1890-1966)Latvija
:「アメジスト」(交響組曲「宝石」より)ヤーゼプス・ヴィートルス(ラトヴィア)
“Ametists”no Simfoniskās svītas “Dārgakmeņi”(1924)Jāzeps Vītols(1863-1948)Latvija
:「エメラルド」(交響組曲「宝石」より)ヤーゼプス・ヴィートルス(ラトヴィア)
“Smaragds” no Simfoniskās svītas “Dārgakmeņi”(1924)Jāzeps Vītols
:「舟歌」アンドレイス・ユルヤーンス(ラトヴィア)
“Barkarola” Andrejs Jurjāns(1856-1922)Latvija
:「Ljubkovanje」リスト・サヴィン(フリデリク・シルツァ)(スロヴェニア)
Ljubkovanje (Flirt) op.37, Risto Savin(Friderik Širca)(1859-1948)Slovenija
:「雉鳩のコロ」(バレー音楽「オフリドの伝説」より)ステヴァン・フリスティッチ(セルビア)
“Kolo grlica” Balet “Ohridska legenda”(1947)Стеван Христић(1885-1958)Србија
10:「4つのルーマニア舞曲」ティベリウ・ブレディチャヌ(ルーマニア)
“4 dansuri româneşti” pentru orchestră, Tiberiu Brediceanu(1877-1968)

(1) 指揮:ヴァッロ・ヤルヴィ(Vallo Järvi)
演奏:エストニア放送交響楽団(現:エストニア国立交響楽団)
Eesti Raadio Sümfooniaorkester(Eesti Riiklik Sümfooniaorkester)
(2)(4)(5)(6)指揮(Diriģents):イマンツ・レスニス(Imants Resnis)
演奏:リエパーヤ交響楽団(Liepājas Simfoniskais orķestris)
(7)演奏:Rigas muzikas skolu apvienotais orkjestris
(10)指揮:ペトロニウス・ネグレスク(Petronius Negrescu)
演奏:キエフオペレッタ劇場管弦楽団

個人的な好みでオムニバス収録。
ラトヴィア系がやたらと多い(笑)。
中には、CD化されてはいるけど廃盤になっている曲や、
オムニバスでCD化されているけど超マイナーだから特別に、という曲、
ライヴ映像からのものなので拍手等の雑音が入っている曲もある。
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ミコラ・ヴィタリィオヴィチ・リセンコ(1842-1912)管弦楽曲集
Микола Віталійович Лисенко Orchestral Works
:歌劇『タラス・ブーリバ』序曲‐4:35
Увертюра - Опера ≪Тарас Бульба≫(1880-1890)
:ああ、鷲が飛んでいる!!(同上、第2幕より)‐2:29
Гей, лiта орел...
:進め、進め!!汝に明かす!我が隠されし宿命を!!(同上、第3幕より)‐4:28
В похiд у похiд... - скажи менi, таемна доле
:『ポーランドの情景』の始まりと『マリルツィアのアリア』(同上より)‐5:22
Opening of the Polish scene and Marylcia’s aria
:なぜ死んだ!?(同上、第5幕より)‐4:11
Що ти вчинив...
:円舞曲『別離』‐4:22
Вальс ≪Розлука≫
:歌劇『ナタルカ・ポルタウカ』序曲‐7:57
Увертюра - Oпера ≪Наталка Полтавка≫(1889)
:交響的幻想曲『ウクライナコサックのシュムカ』‐6:52
Фантазія - ≪Український Козак-Шумка≫(1872)
:40:37

指揮:コスチャンティン・アルセノヴィチ・スィメオノウ
(Костянтин Арсенович Симеонов)‐1:3:4
ウラヂーミル・スィレンコ
(Владiмiр Сiренко)‐5:6
ボリス・チスチャコウ
(Борис Чистяков)‐7
スヴャトスラウ・リトヴィネンコ
(Святослав Литвиненко)-8

演奏:キエフ国立歌劇場管弦楽団
(The orchestra of the Kyiv State Opera)‐1:3:4:7
ウクライナ国立放送交響楽団(НРКУ)
(Заслужений академічний симфонічний оркестр
Національної радіокомпанії України)‐5:6:8
キエフ国立歌劇場合唱団
(The choir of the Kyiv State Opera)‐4

:アンドリー・キコチ(Андрій Кикоть)‐2
アンドリー(Андрій):ボロディーミル・ティモーヒン(Володимир Тимохін)‐3
オスタップ(Остап):ドゥミトゥロ・フナチューク(Дмитро Гнатюк)‐3
マリルツィア(Marylcia):イェリザヴェータ・イヴァーニウナ・チャウダル
(Єлизавета Іванівна Чавдар)‐4
オスタップ(Остап):ミコラ・コヴァリ(Микола Коваль)‐5

ウクライナ国民楽派を代表する、ミコラ・リセンコの日本初CD?
とはいっても、売ることは出来ません。
地元では歌劇『タラス・ブーリバ』のCDが出ているようですが、
Amazonでは取り扱っていません。
『タラス・ブーリバ』以外の曲のCD化は、恐らく世界初?
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ザカリア・パリアシュヴィリ歌劇名作選(ზაქარია ფალიაშვილი)
Zakharia Paliashvili's Opera Works

歌劇『アベサロムとエテリ』
(ოპერააბესალომ და ეთერი”, OperaAbsalom and Eteri”)1913
:アベサロムとムルマナの二重唱
(Duet of Absalom and Murmana from Absalom and Eteri)7:27

歌劇『薄暮』(ოპერა“დაისი”,Operadaisi″), 1923)
:序曲(უვერთურა, Overture)6:12
:マロとナノの二重唱
(დუეტ - მარო და ნანო, Duet of Maro and Nano)(第1幕より)4:24
:マロとマルハズの二重唱
(დუეტ - მარო და მალხაზ , Duet of Maro and Malkhaz)(第1幕より)6:19
:合唱による民謡(Chorus with folk song)(第1幕より)5:34
:謎と伝説(Riddles and "Perkhuli")(第1幕より)9:33
:グルジア舞曲(ქართული ცეკვა, Georgian Dance)(第1幕より)1:57
:マルハズのアリア(არია - მალხაზ , Malkhaz's Aria)2:34
:フィナーレ‐マロの悲嘆(ფინალე - არია მარო, Finale - Maro's Lament)6:10
:50:33

演奏:ボリショイ劇場管弦楽団
(Bolshoi Theater Orchestra)‐1:8
グルジア歌劇場交響楽団
(Symphonic Orchestra of Georgian State Opera and Theatre)‐2:3:4:5:6:7:9
グルジア歌劇場合唱団
(Chorus of Georgian State Opera and Theatre)‐5:6:9

指揮:ヴァフタング・パリアシュヴィリ
(ვახტანგ ფალიაშვილი, Vakhtang Paliashvili)‐2:3:4:5:6:7:9
アレクサンドル・シャミーリエヴィチ・メリク=パシャーエフ
Александр Шамильевич Мелик-Пашаев‐8

:ズラプ・アンジャパリゼ(ზურაბ ანჯაფარიძე, Zurab Andjaparidze)‐1:8
ペトレ・アミラナシュヴィリ(პეტრე ამირანაშვილი, Petre Amiranashvili)‐1
マロ(მარო, Maro)ソプラノ(soprano):
メデア・アミラナシュヴィリ(მედეა ამირანაშვილი, Medea Amiranashvili)‐3:4:5:9
ナノ(ნანო, Nano)メゾソプラノ(mezzo-soprano):
E・ヒンジャカゼ(ე. ხინჯაკაძე, E. Khindjakadze)‐3:5:6
マルハズ(მალხაზ, Malkhaz)テノール(tenor):
テンギズ・ザアリシュヴィリ(თენგიზ ზაალიშვილი, Tenghiz Zaalishvili)‐4:6
ツァンガラ(ცანგალა, Tsangala)バス(bass):
テンギズ・ムシュクディアニ(თენგიზ მუშკუდიანი, Tenghiz Mushkudiani)‐6
ティト(თითო, Tito)テノール(tenor):
ギオルギ・トロンジャゼ(გიორგი თორონჯაძე, G.Torondjadze)‐6

演奏年:1960年(2:3:4:5:6:7:9)

日本初の(?)グルジア国民楽派を代表する
パリアシュヴィリのオペラのCD。
『OLYMPIA』から宗教曲のCDは出ていますが、
とても退屈な曲なのでお薦め出来ません。
どうせなら、とても聴き応えのあるオペラをCD化すれば良かったのに。
あとは、世界中の国歌をオムニバスで収録したCDの中に、
彼の作曲したグルジア国歌が収録されているくらいでしょうか。

最初にパリアシュヴィリをブログで紹介した時は、
オペラのCDを確認出来ませんでしたけど、
今年また改めて検索で確認した所、
『アベサロムとエテリ』の2枚組ゴールドCDが存在する事を確認しました。
下のリンク先の情報によれば、既に1998年に制作されていたとのこと。
http://hop.ge/index.php?newsid=8461
でも、オペラ『薄暮』まではCD化されていないようです
(検索しても出ないので)。
YouTubeには、『アベサロム・・・』の映画の映像なら沢山でていますけど、
オペラの音楽は余り出ていません。
が、『薄暮』なら結構出ているので、
CDに収録されているのは『薄暮』が殆どです。

Wordによってキャプションを作成する時、
地元言語による表記に拘る私は、
Wordでグルジア文字を表示出来るのかどうか
確認してみました。
一応表示出来る事は出来るのですが、
文字同士の左右の間隔がおかしく、
文字によっては半分位重なったり、くっついたりしています。
Wordに表示出来ない文字がある事を考えると、
表示されただけでもマシと言えます。
文字同士の間隔を適切な距離に補正しました。
また、ラテン文字表記も併記しました。

マイナー作曲家 手作りCD-2 - 小.jpg

日本のCDにグルジア文字を入れるのも日本初の試みでしょうね。
色々と日本初、世界初な試みをやっているのですが、
全く話題にならないかも知れません。
でも未だまだ、作りたいCDのネタがいっぱいストックしてあります。
絵も描かないといけないし、時間がもっと欲しくてしょうがありません!!

【訂正、修正と追記】

・アルフレーツ・カルニンシュの『秋』の作曲年
×1919
〇1941

・Aleksander Läte の日本語表記
アレクサンデル・リャテ

アレクサンテル・ラッテ

・Eesti Raadio Sümfooniaorkester の日本語表記
エストニアラジオ交響楽団

エストニア放送交響楽団

・ヤーニス・メディンシュの交響組曲第1番の作曲年
(1922-1924)
追加

・Jāzeps Vītols の日本語表記
ヤーゼプス・ヴィートゥアルス

ヤーゼプス・ヴィートルス

・ウクライナ国民楽派の草分けは、リセンコではなく、
セメン・アルテモウスキー(Семен Артемовський)。

・グルジア国民楽派の草分けは、パリアシュヴィリではなく、
メリトン・バランチヴァーゼ(მელიტონ ბალანჩივაძე)。

・ウラヂーミル・スィレンコ

ウラヂーミル・スィレンコ

・ボロディミール・ティモヒン

ボロディーミル・ティモーヒン

・イヴァニウナ

イヴァーニウナ

《転載終了》
posted by Satos72 | テーマ別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする