2015年08月21日

カレル・コヴァジョヴィツ(Karel Kovařovic)チェコの作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11558933756.html
2013年9月12日

《転載開始》

Karel Kovařovic.jpg


1862年、プラハ生まれの指揮者、作曲家。
1873〜1879年にかけて、クラリネットとハープとピアノを、
プラハ音楽院(Pražská konzervatoř)で学ぶ。

ズデニェク・フィビフ(Zdeněk Fibich)に作曲を師事する。

卒業後、ハープ奏者として出発。

1881年、ヴァイオリニストの、フランチシェク・オンドジーチェク(František Ondříček)
を伴い、ポーランドとロシアを演奏旅行。

若干21歳で書いたオペラ『花婿』(Ženichové)が1884年に上演されたが、
レオシュ・ヤナーチェク(Leoš Janáček)によって、
『フデブニー・リスティ』(Hudební listy)で酷評された。

その事が切っ掛けで決裂し、後年、ヤナーチェクが
オペラ『イェヌーファ』(Jenůfa)の上演を
プラハ国民劇場(Národní Divadlo)で望んだ時、
そのオペラ部門の責任者となっていたコヴァジョヴィツに、
上演を拒絶されてしまう。

後に仲介者を通して和解し、
1916年にコヴァジョヴィツの指揮によって、
『イェヌーファ』のプラハ初演が実現した。

1885年、ブルノ・チェコ劇場(Českého divadla v Brně)
(現:ブルノ国民劇場, Národní divadlo v Brně)の指揮者に着任する。

1886年、プルゼニ劇場(Divadla v Plzni)の指揮者に着任する。

1890年、プラハへ戻り、ピヴォダ声楽学校(Pivodově pěvecké škole)の教師に就任する。

1895年、プラハ・チェコ民族博覧会(Národopisná výstava českoslovanská v Praze 1895)
でのオーケストラの管理を担当する。

1898年、オペラ『犬の頭』(Psohlavci)がプラハで初演されると、大好評を博した。

1920年、プラハにて没する。

【歌劇】(Opery)
・花婿(Ženichové)1884年
・窓の旅(Cesta Oknem)1886年
・夜のシモンとユダ(Noc Šimona a Judy)1892年
・犬の頭(Psohlavci)1898年
・古いさらし場で(Na starém bĕlidle)1901年

【バレエ】(Balety)
・ハシシ(Hašiš)1884年
・幸福見つけた物語(Pohádka o nalezeném štestí)1889年
・小さな女王たち(Královničky)1889年
・7匹のカラス(Sedm havrani)1889年
・ザーレテフで(Na Záletech)1909年

【管弦楽曲】(Orchestrální tvorba)
ピアノ協奏曲へ短調(Koncert pro klavír a orchestr f moll op. 6)

【吹奏楽曲】(Dechová hudba)
・鉱夫のポルカ - 劇音楽『ブロウチェク氏の旅 - 月の展覧会』
作:スヴァトプルク・チェフ より
(Havířská polka ze scénické hudby Výlety pana Broučka z Měsíce na Výstavu)
(Svatopluk Čech)

【資料】
Karel Kovařovic - Wikipedia Čeština
http://members3.jcom.home.ne.jp/janacekjapan/aoki/06marriage.htm
http://program.rozhlas.cz/stanice/2012-10-20?st=26



カレル・ベンドルや、ヴィレーム・ブロデク(Vilém Blodek)、
スタニスラフ・スダ(スーダ)(Stanislav Suda)、
インドジフ・カーン(Jindřich Kàan)などと共に、
アントニーン・ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)や、
ベドジフ・スメタナの陰に隠れてしまっている、チェコの作曲家。

劇的なロマンティシズム溢れる曲調や、絶妙な表現の巧みさ、
楽想の豊かさなどが、中々聞き応えあると思うので、殆ど、
レオシュ・ヤナーチェクとの確執の逸話ばかりが知られる状況というのは、
改善された方が良いのではないか?と。



歌劇『犬の頭 - 序曲』(1898)
Psohlavci - předehra, opera
指揮:フランチシェク・ディク
František Dyk
演奏:チェコ(プラハ)放送交響楽団
Symfonický orchestr Českého rozhlasu
http://www.youtube.com/watch?v=_Q8KuczCd5Q




ピアノ協奏曲へ短調
Koncert pro klavír a orchestr f moll op. 6
http://www.youtube.com/watch?v=pHpOEeuyRiM




鉱夫のポルカ
Havířská polka
指揮:スタニスラフ・ホラーク
Stanislav Horák
演奏:シュコダ自動車(シュコダ・オート)吹奏楽団(ムラダー・ボレスラフ)
Podnikový dechový orchestr Škoda Auto Mladá Boleslav
http://www.youtube.com/watch?v=Cl2urVx17FE




●『犬の頭』(Psohlavci)について調べてみました
英語では「The Dogheads」と訳され、
「犬の頭」「犬頭人」と日本語訳されていますが、意味としては、
「犬の頭を旗印とするホツコ人」だそうです。

「ホツコ人」(Chodové)とは、南西ボヘミアの国境を守っていた、
俗に「犬頭」と呼ばれた民族=番人だそうです。
Chodové - Wikipedia English

プラハ市民会館の市長の間の柱の上部に、
アルフォンス・マリア・ムハ(ミュシャ)(Alfons Maria Mucha)
によって描かれたホツコ人の絵があります。
http://blog.goo.ne.jp/iide3/e/00105507ef5c2c0f0eb56864dbd3ec8a
http://blog.livedoor.jp/sweetafternoontea/archives/51440299.html

歴史小説家、アロイス・イラーセク(Alois Jirásek)が、
1695年に、ヤン・スラトキー・コジナ(Jan Sladký Kozina)によって、
プルゼニ(Plzeň)で起こされた農民反乱に基づいて劇を書いたが、
1897年に、コヴァジョヴィツがオペラ化。
(作曲が1897年で、初演が1898年という事?)
Jan Sladký Kozina - Wikipedia English
http://www7b.biglobe.ne.jp/~janacekjapan/pilzen.html

意味が分かってスッキリしました。

タイトルがタイトルなので、アヌビスの様な獣人でも出てくる話だったのか?と。
ケモナーにお薦めの話だったのか?と、勘違いしていました。

でも、ココには貼りませんでしたが、「Psohlavci」で画像検索すれば、
犬の頭部のマークが色々と出てきます。
中々カッコイイと思います。

やはり、映画にもなっているようです。
スヴァトプルク・インネマン(Svatopluk Innemann)によるもの(1931年)
http://cinema.theiapolis.com/movie-2NB0/psohlavci/
マルチン・フリッチュ(Martin Frič)によるもの(1955年)
http://filmovy.sk/film/11042-psohlavci-digipack-fe/
を確認(下の画像は、フリッチュ版のもの)。
Psohlavci film 1955.jpg




●音盤(CD)化について
代表作である『犬頭』はCD化されていますが、
他にもオムニバスの収録CDを幾つか確認しております。

Karel Kovařovic Psohlavci 1898.jpg

犬の頭を旗印とするホツコ人
Psohlavci - The Dogheads
指揮:フランチシェク・ディク
František Dyk
演奏:チェコ(プラハ)放送交響楽団
Symfonický orchestr Českého rozhlasu
Kovarovic: The Dog Heads - HMV



チェコ音楽の小さな宝石
Famous Czech Miniatures
指揮:ヴァーツラフ・スメターチェク
Václav Smetáček
演奏:プラハ交響楽団
Symfonický orchestr hlavního města Prahy FOK
Famous Czech Miniatures / Smetacek, Prague SO - Tower Records
収録:鉱夫のポルカ



プラハのガラコンサート
Gala Concert from Prague
指揮:ヴァーツラフ・ノイマン(Václav Neumann)
演奏:チェコフィルハーモニー管弦楽団(Česká filharmonie)
Gala Concert from Prague / Neumann, Czech Philharmonic - Tower Records
収録:鉱夫のポルカ

《転載終了》
posted by Satos72 | ┌ チェコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする