2016年07月31日

音楽相似形ネタ(メジャー編)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10666256828.html
2010年10月3日

《転載開始》

音楽相似形ネタを、今頃やっと本格的に取り上げる事にしました。
音楽を聴いていると、
「これって、あのメロディに似てるな」
と思うことがよくあります。
そういう人は少なくないようで、ネットで検索してみると、
同じ事を述べている方が結構います。



で、私は、只似ているなと思うだけでは飽き足らず、
組み合わせたら面白いなと思って、
脳内で組み合わせたメロディを流すという事を
よくしておりました。
楽器が弾けたら弾いていたんですけど、弾けないので、
脳内演奏とかアカペラをしていました。
子供の頃にピアノを習っていましたけど、
結局ピアノの腕が身に付かずに終わりました。
ホフナング音楽祭の存在を知るずっと以前の事です。



20歳前後(1992)に某同人誌で『音楽相似形』ネタを披露したんですけど、
全く反響無し。
まあ、略したような書き方だったので、説得力が無かったのかも。
1999年発行の個人誌『とくがくいちねんせい』で、
『音楽相似形』ネタだけではなく、
似た曲同士を組み合わせたパロディ曲の楽譜を掲載。
勿論こちらも反響無し。
やっぱり実際に”音”にしないと説得力無いですよね?
また『音楽相似形』ネタだけではなく、「〇〇はアニソンっぽい」とか
「〇〇は映画音楽っぽい」みたいな事もやっていました。
かなり強引過ぎる指摘もありますが・・・。



以前どこかのエントリーで、
前述の同人誌の『音楽相似形』ネタのページの画像を掲載すると共に、
音楽相似形ネタを披露するとか何とか
書いたような書かないような記憶があるのですが、
たった今作ったばかりなのに何年も前に作ったと偽る事が
可能だったりするので、
その画像を出す事に余り意味が無いと判断しました。
よって、その画像を出しません。
どうしてもご覧になりたい方は、実際に会ってお見せしたい。
それと、その同人誌は、
或る大学の部活動で発行されていた会誌なのですが、
私はそこの大学の学生でも何でも無いのです。
勿論、部外者は書いてはいけないというわけではありません。
現代美術家の松蔭さんも紹介されているし。
でも、その当時その編集長だった人から、
過去の事を余り触れられたく無いような
何だかそういう雰囲気を感じまして、
私自身も、別の文章で今見ると
とても恥ずかしいと思うことを書いていたので、
その意味でも余り人に見せたくないのです。
マイナークラシック音楽の話とか、
音楽相似形の話だけなら見せられます。
そういう複雑な問題があるので、
何という誌名なのか出したくないのです。
でも、会ってちょっと見せる事はできます。



私は音楽相似形のタイトルを、単に『類似曲』とか
よく聴きゃ似てる、この二曲などと名付けていました。
後者のタイトルの由来は、
日曜日のお昼に日本テレビで
スーパージョッキーという番組が当時やっていて、
その番組の出だしで、よく見りゃ似てる、この二人という
週刊文春の顔面相似形と同じ内容のコーナーがやっていたんですね。
スーパージョッキーと言えば、たけし軍団の”ガンバルマン”とか、
”熱湯コマーシャル”で有名ですね。
タモリ倶楽部の『空耳アワー』の影響で
空耳クラシックというタイトルを付けていた可能性もあります。



1993年発行の
『猛毒!クラシック入門』(玉木宏樹:文化創作出版)という毒舌本に、
山田耕筰がシューマンの曲をパクッたのではないか?
という疑惑の噂話が紹介されています。
あかとんぼはシューマンのマイナー曲
ピアノとオーケストラのための序奏とロンド
を盗作したのではないか?という内容なのですが、正確には、
ピアノと管弦楽のための序奏と協奏的アレグロニ短調
(Konzert Allegro mit Introduktion d-moll, op.134)
というタイトルの曲です。
どうして題名が微妙に違ってしまったのかは不明。
http://www.youtube.com/watch?v=pTOMXaU0mDM

http://www.youtube.com/watch?v=NEGa6l-ztUo

確かに、凄い似てるわ!!
聴いていて、思わず笑ってしまいました。



2000年頃だったと思うのですが、
たまたま金曜日のお昼にNHKFMを付けたところ、
渡辺徹と神谷百子だったかな?
その二人がパーソナリティをしていた番組がやっていて、
たまたまその時、音楽相似形の総集編をやっていたんですね。
おしゃべりクラシックという番組で、音楽相似形ネタのタイトルは
よく聴くとあれ?どこか似ているぞコーナーでした。
現在は気ままにクラシックという番組に変わり、
パーソナリティも鈴木大介に代わりましたが、
『よく聴くと・・・』のコーナーはそのまま引き継がれました。
今でもこの番組は続いてるんでしょうか?



山本直純が1967年から5年間『ホフナング音楽祭』の影響を受けて
ウィットコンサートシリーズを行っていたという事を、つい最近知りました。
山本直純フォーエヴァーというタイトルでCD化されているのですが、
クラシックの有名曲と日本の歌などを
メドレー形式で沢山組み合わせたパロディ曲の演奏が主ですけど、
その中には似てる曲同士を組み合わせるといった試みも
勿論行われています。
上手い”変曲”ぶりに「流石だなあ」と感心しました。



本題に移ります。
前述の音楽相似形について紹介した同人誌を参考にしたり、
うっかり忘れていてその同人誌に掲載し損ねたネタを思い出したりしながら、
音楽相似形ネタを披露していきます。
まずは、有名曲編!!



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ユモレスク (ドヴォルジャーク)
雨ふり 北原白秋:中山晋平
雨の慕情 阿久悠:浜 圭介:八代亜紀)
『ユモレスク』と『雨ふり』が似ているとは、
結構思っている人は多いと思います。
私は子供の頃からそれに気付いていて、
ユモレスクのメロディに合わせて雨ふりの詞を歌った事があります。
『雨の慕情』は、確か1980年代に、
小学生の間で大人気になったんですね。
その理由は、メロディが似ているわけではないのですが
『あめあめふれふれ』という詞が同じだからであろうと思います。
『雨の慕情』のふしに合わせて
『雨ふり』の詞を歌うというのが当時流行っていたという記憶があります。

『交響曲ハ長調』第4楽章 (ポール・デュカス)
童謡『うさぎのダンス』 (野口雨情:中山晋平)
ポール・デュカスと言えば、
オーケストラスケルツォ『魔法使いの弟子』で有名ですが、
彼のマイナーな曲『交響曲ハ長調』(1896)は、
フランキストからの影響なのか、
”四七抜き”っぽいメロディが出てきます。
メロディはそんなに似ているというわけでは無いのですが、
ノリや陽気な雰囲気が『うさぎのダンス』に似てるなあと思いました。

『交響曲第8番ト長調』第4楽章中間部 (ドヴォルジャーク)
童謡『ひげじいさん』 作詞不祥:玉山英光
この類似性を指摘する人は多いです。
最初、『ひげじいさん』のタイトルを調べるのに苦労しました。
何故なら、童謡の本を見ても掲載されていないからです!!
何故でしょうか?

ロシアの踊りのトレパーク (チャイコフスキー)
映画『ホームアローン』Holiday Flight ジョン・タウナー・ウィリアムズ
「ロシアの踊りのトレパーク」とは、
バレエ組曲『くるみ割り人形』を構成する曲の一つ
ネット検索してみると、同じ考えの人が何人か出てきました。
露骨に似てますよね?

『交響曲第3番イ短調”スコットランド”』第1楽章 (メンデルスゾーン)
荒城の月 (瀧廉太郎)
冒頭部のもの悲しい雰囲気が、
荒城の月に似てるなと感じてました。
少なくとも10代の頃から。
私は、スコットランド交響曲のフレーズで、
荒城の月の詞を歌ったりした事があります。

『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』第1楽章 (チャイコフスキー)
映画『ライトスタッフ』エンディング曲 ビル・コンティ
検索してみたら、かなりの人からの指摘を受けていました。
最初、何と言う名前の映画なのか分からず苦労しました。
何故かというと、テレビか何かで何という曲なのか
一切キャプション無しでよく出てきたりしてたので、
調べようにも手掛かりが掴めなかったのです。
露骨に似すぎているので、作曲ソフトで、
両者を組み合わせたパロディ曲でも作ってやろうかと
ずっと以前から思っています
(時間が無くてなかなか作れないけど)。

『交響曲変ロ長調』第3楽章 (ショーソン)
童謡『ぞうさん』 (まどみちお:團伊玖磨)
これについては既に紹介済み。
ショーソンがメジャーかというとちょっと微妙ですけど、
その割には意外と指摘する人は多かった。
1998年に、『ショーさん』というパロディ曲を作詞編曲し、
その楽譜を個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)に掲載しました。

『アルプス交響曲』 (リヒャルト・シュトラウス)
ウルトラセブン (冬木透)
ホルンが高らかにこだまするフレーズです。
これも、結構指摘する人は多いです。

『ワルキューレの騎行』序奏 (ヴァーグナー)
UFO (阿久悠:都倉俊一:ピンクレディ)
序奏同士の雰囲気がちょっと似てる。

『交響曲第9番ホ短調”新世界より”』第4楽章 (ドヴォルジャーク)
映画『ジョーズ』 (ジョン・ウィリアムズ)
「新世界交響曲」の第4楽章冒頭部の「ジャージャンッ」を聴くと、
ジョーズを思い出さずにはいられない。
似てるって言う人は、やっぱり多いですね。

ロマ民謡『汝が友』=『ツィゴイネルワイゼン』中間部 (サラサーテ)
ヴェルムランドの歌 (スウェーデン民謡)
イエスタデイ (レノン=マッカートニー)
イエスタデイのサビ部分と何となく雰囲気が似ている気がしていて、
『ツィゴイネル・ヴェルムランド・イェスタデイ』というタイトルで、
3者を掛け合わせたパロディ曲のアイデアがずっと前からあります。
時間が無くて中々作れませんが。
皮肉な事に『イエスタデイ』作曲のいきさつは、
寝ている時に夢の中で浮かんできたメロディを、
もしかしたら既存の曲かも知れないと思って皆に聴かせたけど、
誰も知らないというので自分のオリジナル曲だと認識した、
というものです。
ツィゴイネルワイゼン(ツィゴイナーヴァイゼン)の中間部は、
『汝が友』(Csak egy szép lány van a Világon)
というハンガリーロマの民謡から
取られています。
”汝が友”というタイトルは、原題通りなんですかね?
訳詞者の近藤朔風は、
きちんとした訳詞を心掛けていたという様な感じで
Wikipediaで紹介されていますけど・・・。

弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』第一楽章 (ドヴォルジャーク)
ジャイアンのテーマ (菊池俊輔)
メロディはそんなに似てませんが、雰囲気が似てます。
かなり苦しいので、私以外誰も指摘していません。
これも、1998年に『アメリカアンのテーマ』
というパロディ曲にし(作詞編曲しました)、
その楽譜を個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)に掲載しました。




マイナークラシック編をお楽しみに・・・

《転載終了》



続編はコチラになります↓
音楽相似形ネタ(マイナー編)



「赤とんぼ」に似ているというシューマンの曲の、
似ているとされる部分を抜粋した映像↓
https://www.youtube.com/watch?v=sW0IsVP0-Rg


こちらは全曲↓
(削除されてしまったので)
https://www.youtube.com/watch?v=PzhirPummgc
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2016年07月27日

音楽相似形ネタ(マイナー編)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10669031145.html
2010年10月6日

《転載開始》

音楽相似形ネタのマイナー編いきます。

”〇〇相似形”のネタというのは、往々にして”あるあるネタ”に近い。
「そうそう、オレもそう思ってた」的な。
申し合わせているわけでは無いのに、
皆同じ事を考えているという『シンクロニシティ』。

ところがマイナーネタというのは、知っている人が極めて少ないので、
共感される意見を聞く可能性がとても低い。
露骨に似ていても、自分しかそれを見出していない場合が多いと思います。
でも、そんなの関係無いんです。
それでは行きます。

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『交響曲第2番変ロ短調』第4楽章第1主題(ヨハン・スヴェンセン)
童謡『かたつむり』(作詞作曲不詳)
アニソン『ドクタースランプ』(河岸亜砂:菊池俊輔)
スーダラ節(青島幸男:萩原哲晶)
スヴェンセンは、グリーグの3歳年上(チャイコフスキーと同年生まれ)。
グリーグとは盟友でとても仲が良かったそうです。
グリーグは、小規模の作品を主に手掛けたのに対し、
スヴェンセンは、大規模な管弦楽曲の扱いに秀でていました。
彼の2つの交響曲は、
ノルウェーロマン派交響曲の最高峰と呼ばれていますが、
日本では無名に近い。
私の知る限りでは、日本盤CDが初登場したのが1999年だったと思います。
私は、1990年代初め頃に、石丸電気の海外直輸入CD売り場で
スヴェンセンの交響曲のCDを既に手に入れていました。
グリーグは、スヴェンセンの交響曲第1番の演奏を聴いて、
自らの交響曲を「決して演奏してはならない」と封印したという逸話は有名。
でも、その”禁”を破って、
指揮者カシュテン・アンネシェン(Karsten Andersen)によって、
1981年に復活演奏されました(CD化されています)。
交響曲第2番第4楽章第1主題のメロディが、
『かたつむり』の歌に似ています。
それを、『ドクタースランプ』や『スーダラ節』の雰囲気にした感じ。
この陽気な漫画的雰囲気には、最初驚きました。
パロディ曲『なめくじのうた』を1998年に作詞作曲し、
個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)にその楽譜を掲載。

『交響曲第1番ホ短調』第1楽章の序奏など(イッポリトフ=イヴァーノフ)
歌謡曲『走れ正直者』(さくらももこ:織田哲郎)
組曲『コーカサスの風景』第1番中の『酋長の行進』で知られるイワーノフ。
その交響曲第1番の第1楽章の序奏その他に出てくる
何かを訴えかけてくるようなPOPSにでも出てきそうな切ないメロディと、
『走れ正直者』の
「リーンリーンラーンラーンソーセージー」の節が似ています。
ちょっと苦しいかも知れませんが。
パロディ曲『はやれ不正直者』を作詞作曲し、
個人誌『とくがくいちねんせい』(1999)にその楽譜を掲載。

ウプサラ狂詩曲(スウェーデン狂詩曲第2番)(ヒューゴ・アルヴェーン)
映画『裸の銃を持つ男』テーマ曲(アイラ・ニューボーン)
映画『ポリスアカデミー』March(テーマ曲)(ロバート・フォーク)
スウェーデン国民楽派を代表する作曲家。
スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』が有名。
知名度的には、スウェーデンの作曲家としては、
ベルヴァルドに続いて2位くらい。
でも、マイナーとも見なされることもある、微妙な知名度。
『ウプサラ狂詩曲』の勇壮な行進曲風の箇所は、
裸の銃にメロディの一部が似ています。
ポリアカとは、メロディそのものは似てませんが、
雰囲気はほんの少し似ています。

序曲『皇帝ボリス』(ヴァシリー・セルゲイヴィチ・カリンニコフ)
映画『兜 KABUTO』エンディングテーマ(ジョン・スコット)
ネーメ・ヤルヴィが火を点けたお蔭で
マイナーから脱却する事に成功したカリンニコフ。
まあ、ベートーヴェンやモーツァルトには程遠いですが、
或る程度の知名度は確保出来た感はあります。
その劇音楽『皇帝ボリス』(1899)の序曲と、
1991年に公開されたショー・コスギ主演のアメリカ映画の
エンディングテーマの雰囲気がとても似ています。
皇帝ボリスの序曲の収録されている
ネーメ・ヤルヴィのカリンニコフの管弦楽曲集
【CHAN 8805】は1990年発売なので、とても臭い気がしますけど・・・。

上に示した曲の内、
『兜 KABUTO』のサントラ以外は全て容易に聴けると思います。
『兜 KABUTO』は昔VHSが出ていたんですけど、
DVDは検索しても出てこないので、
無いと思われます。




【修正】2016/7/26
カシュテン・アンデシェン → カシュテン・アンネシェン
「Andersen」のノルウェー語読みでは「アンデシェン」表記が多いですが、
「Anders」のノルウェー語読みは「アンネシュ」であり、
発音サイトのFORVOでも「Andersen」は、
「アンネシェン」と発音している様に聴こえます。

よって、「アンネシェン」表記に変更しました。

《転載終了》



こちらが前記事です↓
音楽相似形ネタ(メジャー編)
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2016年07月24日

アレクサンドル・スペンディアリャン(Ալեքսանդր Սպենդիարյան)アルメニア作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10672566289.html
2010年10月10日

《転載開始》

アルメニア国民楽派について、かなり以前に調べた事があります。
しかし、面倒くさくなったのか、
ブログで紹介するのを途中で諦めてしまいました。
今頃なんですけど、徐々にですが、
アルメニア国民楽派について小出しに紹介していきましょう。

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まず、アルメニア国民楽派の祖として知られるのは、
アレクサンドル・スペンディアリャン(スペンジアリャン:スペンジャリアン)
(Alexander Spendiaryan, Ալեքսանդր Սպենդիարյան, 1871-1928)
です。
ウクライナのヘルソン州(Херсонська область)生まれ。
イェレヴァン(Երևան)没。
ペテルブルクでリムスキー=コルサコフに学び、
アルメニアの民族的題材・要素を用いて
歌劇や管弦楽曲などを初めて書いた人のようです。

Alexander Spendiaryan.jpg

彼の唯一の歌劇『アルマスト』(Օպերա ”Ալմաստ”)は、
詩人ホヴハンネス・トゥマニャン
(Հովհաննես Թումանյան, Hovhannes Tumanyan, 1869-1923)
の詩を基に、ロシアの女流詩人ソフィヤ・パルノーク(София Парнок)
がロシア語の台本を書きました。
そのロシア語台本を、
P・ミカイェリャン(Պ. իքայելյան)がアルメニア語に翻訳したそうです。
1928年、未完成のままスペンディアリャンは世を去りますが、
M・O・シテインベルク(М.О.Штеинберг)が完成させたそうです。
(Wikipediaその他からの受け売り)

Wikipedia日本語版によれば、
交響組曲『アルマスト』(Սիմֆոնիկ սյուիտա ”Ալմաստ”)
も書いていると出ています。
どんなものか聴いてみたいものです。

〇CD化について
とっくの昔に出て当然と思える
歌劇『アルマスト』全曲のCD化を未だに確認出来てません。
YouTubeに一部が上がっているので、
レコード等の音源はあるんでしょうけど。

ASVというレーベルから、アルメニア管弦楽曲名曲集が出ています。
その中に、オムニバスではありますけど、スペンディアリャンの
・ペルシャ行進曲(歌劇『アルマスト』より)
・エンゼリ(Enzeli)(1925)
 エレヴァン風練習曲(Երևանյան էտյուդներ)より
・ヒジャーズ(Hidjaz)(1925)
 エレヴァン風練習曲(Երևանյան էտյուդներ)より
が収録されています。
しかし、現在では廃盤になっているようです。

CD DCA 1037.jpg

アルメニア管弦楽名曲集
Orchestral Music of Armenia
指揮:ロリス・チェクナヴォリャン(チェクナヴォリアン)
Լորիս Ճգնավորյան, Loris Tjeknavorian
演奏:アルメニアフィルハーモニー管弦楽団
Armenian Philharmonic Orchestra
【DCA 1037】1998

オペラ『アルマスト』より(Օպերա ”Ալմաստ”)
演奏:アルメニアフィルハーモニー管弦楽団
http://www.youtube.com/watch?v=1HfNENPS85U


或る音楽史に於いて重要な曲がCD化されていないというのは、
意外と多い。
自国産のクラシック音楽に目を向けないというのは日本でも言える事で、
例えば『ゴジラ』で有名な伊福部昭の『日本狂詩曲』は
長い間無視されてきたし、それ以前に、
日本産のクラシック曲で有名なのは一つも無い気がする。
黛敏郎の『涅槃交響曲』は、名前だけ知られているという感じ。
外山雄三の『管弦楽のためのラプソディ』は、
多少知られている感じですが
(個人的には、内容が分かりやすいので、
”日本狂詩曲”という名前にした方がいいと思っている)。
イギリスでも、
自国産のクラシック音楽にまともに目を向ける様になったのは、
19世紀末からですし。

でも、アルメニア人は、
民族主義的意識がとても高いと言われています。
また、商売上手だとも。
韓国人に気質が似ているのでは?といった噂も、
ネット上でよく囁かれています。
その割には、もっと自国文化を発信しないのか?って思います。
韓国の場合は、その辺抜かり無いですけど。

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アルメニア国民楽派の推進には、
ゴミダス・ヴァルタベッド
Կոմիտաս Վարդապետ, Komitas Vardapet, 1969-1935
が大きく貢献しています。
彼の蒐集したアルメニア民謡を基に、幾つもの名曲が生まれています。
彼自身も、蒐集した民謡を、合唱曲やピアノ伴奏歌曲等に編曲しています。
彼も、アルメニア国民楽派の祖の1人と見なされているようです。
彼については別の機会に。

それと、アルメニア系では
アラム・ハチャトゥリャン(ハチャトゥリアン)
Արամ Խաչատրյան, Арам Ильич Хачатурян, 1903-1978
が有名ですが、彼は有名過ぎるため、当ブログでの取り扱い対象外です。

《転載終了》
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