2017年02月26日

蕭泰然(台湾のクラシック音楽作曲家)を聴く(YouTubeから)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10395852913.html
2009年11月24日

《転載開始》

蕭泰然.jpg
博客來-世界級的台灣音樂家:蕭泰然

シャウ・タイゼン
蕭泰然(1938-2015)

指揮者、作曲家
台湾、高雄市生まれ

母である林雪雲からピアノ(鋼琴)の手ほどきを受け、
僅か7歳でピアノ演奏会を開く。

1959年、國立師範學院音樂專修科(國立台灣師範大學)
国立師範学院音楽専修科(現・国立台湾師範大学)
音樂系(音楽科)に入学。>

1965年渡日。武藏野音楽大学にて、中根伸也にピアノを、
藤本秀夫に和声楽を学ぶ。

1967年帰国後、台南家專音樂科(台南家専学校音楽科)と
師範大學音樂系(師範大学音楽科)で教鞭を取る。

1977年、渡米。

心臓病に罹って、一時生命の危機に陥り、手術を受ける。

1995年帰国。

歌劇、宗教曲、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲、歌曲など、
あらゆる分野の作品を書いている。

【代表作】
オラトリオ『イエスキリスト』(神劇『耶穌基督』)1973
合唱曲『台湾は青翠なり』(台灣翠青)1993
合唱曲『嗚呼!フォルモサ ‐ 殉難者のための鎮魂曲』
(啊!福爾摩沙 - 為殉難者的鎮魂曲)2001
フォルモサ交響曲(福爾摩沙交響曲作品49)1987
1947年序曲(1993)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(小提琴協奏曲D大調作品50)1988
チェロ協奏曲 ハ長調(大提琴協奏曲C大調作品52)1990
ピアノ協奏曲 ハ短調(鋼琴協奏曲c小調作品53)1992
室内楽曲『台湾原住民組曲』(台灣原住民組曲)
台灣鋼琴詩人---蕭泰然 - 其他研究
蕭泰然 - Wikipedia, 中文



台湾の、将来現在の国歌に取って変わられるかも知れない?
と思われる歌である
『台灣翠青』(1993)を紹介するにあたって知った、
日本では珍しい台湾のクラシック音楽の作曲家です。

彼については知ったばかりなので、
余りはっきりとは言えないのですが、

新ロマン主義をベースに、
台湾の民俗的要素を盛り込んだ作風で書いているようで、
『台湾国民楽派』の作曲家と呼べそうです。

『台湾のラフマニノフ』
の異名も取っている優れたピアニストでもあるようで。

肝心のCDはあるのか?についてですが、
ヴァイオリン協奏曲やヴァイオリン曲、
合唱曲などのCDの存在を、ネット上で確認出来ました。
蕭泰然作曲家

何と、『1947序曲』『フォルモサ交響曲』『ピアノ協奏曲』の収録されたCDも
存在するようですが、Amazonでは「現在お取り扱いできません」と来た!!
Amazon | Tyzen Hsiao Overture Concerto Symphony

『HMV』でも『タワレコ』でも、
漢字やラテン文字による検索で全く引っ掛かりません。
『ヴァイオリン協奏曲』のCDを吉祥寺で手に入れたと
ブログで語っている人がいて、正直羨ましい限りです!!



1947年序曲(1994)
作詞:鄭兒玉
指揮:ズデニェク・マーツァル(Zdeněk Mácal)
管弦楽:高雄市交響樂團
ピアノ:劉富美
合唱指揮:翁佳芬
ソプラノ:盧瓊蓉
合唱:紅木屐合唱團
於:高雄至コ堂(2009.3.15)

題名からして、
チャイコフスキーの『序曲1812年』(1880)
увертюра ≪1812 год≫
(Петр Ильич Чайковский)
を彷彿とさせますが、終戦直後に台湾に敗走して来た中国国民党による
台湾本省人に対する大虐殺『228事件』を題材に取っているそうです。

ショスタコーヴィチの交響曲第13番『バビ・ヤール』(1962)
Симфония 13 ≪Бабий Яр≫
(Дмитрий Дмитриевич Шостакович)
のように、虐殺に題材を取っています。

『恋歌』(戀歌)
『一羽の小鳥がチュウチュウと鳴く』(一隻鳥仔哭啾啾)
などといった、台湾民謡も引用されているようです。
ピアノや声楽も編成に取り入れられている豪華な編成。

前回紹介した『台灣翠青』(1993)は、この曲の後半部分にあるのです。

最後の明るい希望的描写は、
シベリウスの交響詩『フィンランディア』(1899-1900)
FINLANDIA(Jean Sibelius)
をも彷彿とさせます。

https://www.youtube.com/watch?v=oFMZAHEEhT4

https://www.youtube.com/watch?v=V438VFb29ms

https://www.youtube.com/watch?v=tJA5f47wsfQ




【追記】
「世界級的台灣音樂家 蕭泰然」の画像を追加
「蕭泰然」の日本語読み訂正
「殉難者のためのレクイエム」 → 「殉難者のための鎮魂曲」
1947年序曲(1993) → 1947年序曲(1947序曲)1993-1994
蕭泰然は2015年2月24日に逝去しています。
(2017/2/24)

《転載終了》

動画が削除されていたので上げ直し
『1947年序曲』
演奏:国立台湾師範大学音楽学部交響楽団(國立臺灣師範大學音樂學系交響樂團)
指揮:許瀞心
ソプラノ:王望舒
場所:国家音楽ホール(國家音樂廳)
https://www.youtube.com/watch?v=tNCrnfhyUKw
タグ:台湾
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2017年02月19日

アネスティ・ノヴァ(Anesti Nova)アルバニア人作曲家

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10406835912.html
2009年12月9日

《転載開始》

以前、アルバニアのクラシック音楽事情を少し紹介しましたが、
今回は具体的にアルバニアの国民楽派的な管弦楽曲のCD
というものを紹介します。

私は『狂詩曲フェチ』なので、
念のため『Albanian Rhapsody』(アルバニア狂詩曲)って無いだろうか?
と思って検索してみたところ、何と存在してました。
しかも、CDにもなっている!!

アネスティ・ノヴァ
Anesti Nova(1935-)
イスタンブール生まれのアルバニア人移民の子として生まれる。
その後、アメリカへ移住。

CDの解説書を翻訳するのが面倒なので、経歴の詳細は省きます。
CDにはジェイムズ・ノヴァ(James Nova)と出ていますが、
アネスティの息子さんで、トロンボーン奏者として活躍しているようです。
で、収録曲なんですが、
全て、トロンボーン独奏と管弦楽の為の曲なんですね。
息子のために作曲したんでしょうか?

アネスティ・ノヴァの作風ですが、
思いっきりロマン派をベースにした国民楽派
という極めて分かりやすいものです。
19世紀後半的です。
かなり民族的要素がコテコテに描かれているので、
国民楽派好きは大いに注目すべきですね。



悲しみの円舞曲(2001年)
(Valse Triste)
アルバニアの民族的雰囲気の旋律で、
悲しげに歌い上げられるエレジー。
個人的な感想ですが、
如何にも『ドラゴンクエスト』の交響組曲の中にさりげなく
差し挟んでも違和感を感じないと思いました。
如何にも、悲しみの場面で使えそうではあります。
ルーマニアで言うところのポルムベスクの『望郷のバラード』に、
立ち位置的に似ているというか。
テンポの遅い曲というのは、往々にして退屈なのが多いですが、
この曲は魅力的旋律に溢れており、
聴いていて全く退屈さを感じませんでした。

トロンボーン協奏曲『アルバニア民俗旋律による』
(Concerto for trombone and orchestra on Albanian Folk Melodies)
第1楽章は、前述の『悲しみの円舞曲』の様に、
哀愁が漂っています。
ゆったりした感じで、映画音楽っぽいです。
最後はトロンボーンのカデンツァ(独奏)で締めくくられます。
CDでは、このカデンツァのトラックが、
第1楽章の他の部分と分けられています。
第2楽章は、打って変わって明るいメロディとなります。
希望に溢れているような感じ。
アルバニアの清々しい高原をイメージしているようです。
第3楽章は、堂々とした雄大な雰囲気の序奏で始まります。
どうしても『ドラクエ』をイメージしてしまうメロディです。
その後、1:24から、
極めて特徴的印象的な4拍子の舞曲風旋律が現われます。
恐らく、典型的なアルバニアの旋律の一つと思われます
(はっきりとは分からないので、断言はしませんが、
どこかで聴いた様なメロディです)。
このメロディの後も、
別の種類の舞曲風旋律が幾つか現われるのですが、
皆特徴的旋律というか、どこかで聴いた様なメロディで、
中々聴き応えあり!!
終盤に差し掛かるに従って、華やかさが増していきます。
でも、ちょっと「いきなりかなあ」という感じで終わる所が
あと一歩といった感じ。

瞑想
(Maditation)
トロンボーン独奏と管弦楽に、ハープまで動員されています。>
珍しい編成だと思いますが、聴いていて全く違和感ありません。
題名どおりのうっとりする感じの優しい曲。
この手の曲は、往々にして退屈だったりするんですけど、
これはそう思いません。
無名の曲にしておくのは大変勿体無いと思います。

アルバニア狂詩曲
(Rapsodi Sqiptare, Albanian Rhapsody)
出だしがちょっと、
『悲しみの円舞曲』『トロンボーン協奏曲』の第1楽章っぽい。
ハープが用いられ、幻想的雰囲気が上手く醸し出されています。
ハープとフルートの絡みがアンデス民謡っぽい?
勿論、トロンボーン独奏も活躍します。>
その後、ハバネラのテンポによる
中東っぽいメロディやほのぼのしたメロディ、
雄大さに溢れたメロディ、ジョルジェ・エネスクの有名な
『ルーマニア狂詩曲第1番』(1901)を彷彿とさせるメロディ、
映画やRPGのシリアスな場面のBGMの様なメロディ、
陽気な舞曲風メロディなど、
バラエティに富み且つ魅力的な旋律がこれでもか!!
と立ち現われ、聴き応え充分!!
後半は、テンポ早めの華やかで技巧的な、
エネスクの『ルーマニア狂詩曲第1番』
を思わせる陽気なメロディが支配的で、終盤に近づくにつれて、
その華やかさが増していきます。
そして最後に、大団円を迎える様な感じで締めくくられます。

Anesti Nova, DCD 426.jpg

アルバニア狂詩曲(ALBANIAN RHAPSODY)
トロンボーン:ジェイムズ・ノヴァ(James Nova)
演奏:ブルガリア交響楽団(Symphonika Bulgarika)
(Български симфоничен оркестър)
指揮:ヴァレリー・ヴァチェフ(Валери Вачев, Valery Vachev)
【DCD 426】2005
Summit Records



CD購入はこちら↓
Amazon
Amazon.co.jp : Albanian Rhapsody
HMV
HMV | Albanian Rhapsody: James Nova

《転載終了》
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2017年02月12日

ヘイノ・カスキ(Heino Kaski)を聴く(YouTubeから)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10411801273.html
2009年12月15日

《転載開始》

Heino Kaski.jpg
Mieskuoro Sirkat - Heino Kaski

以前、CD化されていない交響曲の話などで取り上げた、
シベリウスの影に隠れながらも
隠れた傑作を書いたヘイノ・カスキですが、
カスキを人に紹介する時、
まず何と言う曲を筆頭に取り上げるか考えた所、
これだろうと思うのが、
前奏曲ロ短調『激流』
Preludi h-molli op 48-1 ”Pankakoski-Strom”
です。

水の激しく流れ行く様が見事に活写されているのみならず、
それを非常に印象深い美しいピアノ曲に仕上げた見事さ!!

つまり、”写実”と”ロマンティック”が上手く
調和している様に感じられました。

YouTubeには、この曲を演奏した録音が幾つも出ていますが、
その中には、日本人と思われる人によるものもあります。

今回取り上げたのは、録音場所が録音場所だけに、
ややエコーがかってますが、
演奏に関しては、恐らく一番良いのではないか?
と思われるものを取り上げました。
 
演奏:ユッスィ=ペッカ・ヘイッキラ(Jussi-Pekka Heikkilä)
http://www.youtube.com/watch?v=CCeiGiYQ9ZE




【追記】
肖像画像追加(2017/3/17)

《転載終了》
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